不妊治療にも生命倫理の問題が?

 「生命はどの時点で始るの?」と言う生命倫理の問いに答えるのは難しい。(と昨日ブログで書きましたが)誰かに決めてもらえば助かる(教会で決めているように)と思う一方で、自分の実感というのも大切にしたいと思います。4-5日でも受精したら生命なのか、1週間なのか、一ヶ月なのか一体私はどう感じているのだろうか?

 赤ちゃんが欲しくても出来ないカップルにとって、やっと受胎したのに2-3週間で流産したら、そのカップルは大切な「命の喪失」と感じることでしょう。一方で、不幸にもレープによって身ごもった赤ちゃんであっても中絶すべきではないと言う過激な意見等もあります。(米国元副大統領候補、パリン女史などの過激派)

 生命倫理のテーマは、ES細胞利用に関わらず、不妊治療、中絶、尊厳死、脳死と臓器移植等々、いずれも当事者が判断を迫られる状況になって、初めて本気で悩むことなのかもしれません。

 さて、不妊治療に関して前から気になっていたことがあります。体外受精させた受精卵(ES細胞)は確か3個までしか母体に戻すなと言う日本の法律があるそうです。
 しかし、体外受精の段階では成育の確率性重視から(全ての卵子が首尾よく受精するとは限らないそうで)3個以上受精卵を育てることは良くあるとのこと。

 3個以上育った場合、余剰分の受精卵は一体どうするのかと疑問を持ったことがあります。冷凍して保管し再生医療に利用するのか、単に破棄してしまうのか、あまり皆知らないのではないでしょうか?しかし、ここにも当然のことながら、生命倫理の問題がはらんでいると思われます。

 不妊治療は子宝に恵まれないカップルにとって大いなる救いであり、私も科学技術の進歩にただただ感銘する一人です。一方で、生命倫理は科学者だけでは解決のできない深いテーマであり、あらゆる分野の専門家が議論する余地が多々あると思います。
 私たちの価値観も、急速に発展する科学に大急ぎで追いかける必要があるようです。

 

 

 

 

 
by yoshikos11 | 2009-03-28 15:43 | Comments(0)
<< 花冷え オバマ大統領、ES細胞研究を支持 >>