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名古屋での一日

 昨日は名古屋の金城学院大学大学院をご訪問して、「グリーフ研究会」の若い研究者の方々と一緒に良い学びのひと時を持つことが出来ました。研究会を主催されているM教授のお計らいで一日、お仲間に入れて頂き、私はちょっとした学術発表をさせていただきました。

 演題は「セラピーによる自己変革の実現」とも言うべきもので、ニーメヤー先生が長年の臨床経験を基にして「構成主義のセラピーとは何か?」を考察しまとめた論文を紹介しつつ、効果的なセラピーによってクライエントがどのように自分の問題や悩みと向合い、変革していくかを解説しました。

 経験豊なセラピストの情熱と人間愛によってあたかもマジックのように、悩める相手が変わっていくのです。将来、臨床家を目指す若い研究者の皆さんが、この講義で勇気づけられたらよいなあと期待しつつお話をしました。

 実は、M教授、昨年一年間、GCCの講座に毎週、名古屋から(東京まで)通って下さったという経緯があり、その間、私は頭が下がる思いでいました。M教授は、キャリア・カウンセリングでは第一人者、個人的なご経験からグリーフ・カウンセリングにご興味を持たれ、たまたまGCCのことをサイトで探し当てて下さったのです。それ以来のおつきあいです。

 M教授の熱意と努力に敬意を表したい、いつか返礼として私が名古屋を訪れて先生の生徒さんにお役に立ちたい、そんな風にずっと思っていたところ、昨日、その機会が到来し実現したのです。うれしかったです。

 明日で8月も終わりですが、この夏は大阪や名古屋、遠隔地でグリーフやグリーフケアに関心を持つ方々との出会いがたくさんあり、私自身が励まされました。今後とも地方にどんどん進出したいと思っています(グリーフケアの講演にご関心のある団体、グループどちらでも伺いますので!)

 また、グリーフ研究に熱い関心を示す皆さんにもお会いして、本分野の将来的発展にも多いに期待が持てて頼もしくも思いました。

 
by yoshikos11 | 2009-08-30 00:19
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