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命のバトンタッチ

さて、このところ、今月24日から開始するグリーフ・カウンセラー養成講座(冬季基礎編)と来月5日から開始する上級編の準備、参加者対応で大わらわです!コーディネーターのTYさんと、一日数回のメール交換、彼女に支えられて何とかやっています

講座へは、なんと大阪や名古屋から参加して下さる方もあって、頭が下がる思いです
講師として、より充実した内容を伝えられるようにがんばらなければ!

そんなわけで、お正月の「優雅さ」の蓄えは大分減ってしまいましたが、それでも昨日は年初めのお墓参りへ行って、帰路お墓は六本木なので、ヒルズタワー25階へ足を延ばして、旧友たちと短い時間ながらティータイムも持てました。

昨日の読売新聞から:第26回「心に残る医療」体験コンクール(読売、日本医師会主催)の「一般の部」入選者岩崎 留美さんの作品「幸せと悲しみの融合」に大変共感しました。

作者、岩崎さんは、一昨年、ある総合病院で赤ちゃんを無事出産し、その同じ病院で12時間後に長期入院中の義母さんを亡くされたそうです。この不思議な巡り合わせに、まるで、義母さんから「バトン(命の)を託されたような気がした」とありました

作者とそのご家族にとってまさに「至福」と「深い悲しみ」の瞬間が同時発生したかのようですね。義母さんにお孫さんの顔を一目見せられて本当によかったという感じ、そしてグリーフの真っ最中に、新しい命が大いなる心の支えになったことが想像されます。複雑な気持もあったことでしょうけれど。

以前ブログに書きましたが、私も岩崎さんほど時間的に接近してはいませんが、同じ病院で、孫の誕生と夫の死を2ヶ月の差で経験しました。

ただし、夫昌平の場合には、病状が最もつらかった2ヶ月間、初孫拳太の誕生によって慰められ、勇気づけられたことになります。

私も、昌平がまさに拳太に「命のバトンタッチ」をして安心して亡くなったと思っています。しかし、天の神のなさることには測り知れない叡智が隠されているのですね
悲しみと喜びの同時発生につくづくそう思います。
by yoshikos11 | 2008-01-11 13:22
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