勇気ある女性・ジンバブエ編

 今年、9月にIWGの会議に参加し、ジンバブエでソーシャルワーカーとして27年間、働いてきた女性、ヴァレリー(英国出身)と出会い、貴重な経験談を聞くことができました。独裁政治のもと、耐えることのない政変、エイズの蔓延などで親を亡くした不幸な子供たちを、ヴァレリーは支え続けてきました。

 私にとって馴染みの薄いジンバブエでしたが、その悲惨極まりない状況は、日本の常識では想像外でした。ヴァレリーとの出会いにより、以来、この国についての新聞記事などに目を引かれるようになりました。

 最近のThe Times紙に、ジンバブエの女性で、政治活動家のことが大きく取り上げられていました。ジェニ−・ウィリアムス(Jenni Williams)と言うアフリカ人の話題です。
 現在、この国では、コレラが蔓延、既に多くの死者が出たことをきっかけに、ジェニーは、無策無能な政府に怒りをぶつけ「反政府」デモを強行。デモには、多くの女性が参加したそうです。彼女らはビラ配りをしてあっという間に皆姿を消したとのこと。

 独裁者、ムガベ大統領のもと、言論の自由は弾圧され、外国のメディアもシャットアウトされています。そんな状況下で反政府デモが如何にリスキーか容易に想像できます。ジェニーは既に、32回投獄されたそうです。
 それでも彼女は、諦めません。国民の人権擁護の為に、果敢に闘い続けているのです。彼女の身内は英国に避難していますが、ジェニーは何時の日か、ジンバブエで子供たちと共に、幸せに暮らせることを切望しその為に闘っているとのこと。

 「ジンバブエを『人が暮らせる』場所にしたいのです。人権擁護の灯火を絶やさず、この国の不正を世界中に知ってもらいたい」と彼女は言います。

 自分の名誉や地位の為でなく、大勢の同胞のために身を挺して誰かが動くとき、社会は次第に変革していくのでしょう。

 バレリー、そしてジェニー、二人のヒーローにエールを送りたいです。日本も現在、政治が混迷し、先の見えない不安に包まれていますが、スゴい女性パワーの話題に勇気をもらう昨今です。

 

 

 

 
by yoshikos11 | 2008-12-19 13:56 | Comments(0)
<< 静けさ・クリスマス 勇気ある女性 >>