<   2007年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

グリーフは悩める青春時代に戻ること

今週、GCCグリーフ・カウンセラー養成講座の前期6回を無事に終了しました。初めての講座だったので、生徒さんが一人でも来てくれたら開講しようと思っていたところ、何と8名もの方々が出席してくださいました。うれしい悲鳴でした。

勿論、講師としては自ずと力が入り、この2ヶ月間は、週一回の講座と、その準備が私の生活の中心になっていました。関連の図書、カナダ時代のノート、ハンドアウトを読み直し、娘からパワーポイントの使い方も教わりました。忙しかったですよ!

講座内容は、情報が偏らないように幅広く網羅したつもりです。学習意欲のある生徒さんには今後の独学に道をつけられたのではと思っています。向学心のある方は、いつでもお手伝いしたい気持ちでいます!

取り合えず一区切りですが、7月から「後期」が始まるので気は抜けません。既に、グリーフ・カウンセラー志望の方が2-3名いらっしゃるのは、とても心強いです。

前期最後のレクチャーでご紹介した話をここにも記します。ノーベル賞 作家 ナディーヌ・ゴルディマー(南ア出身・ 83歳)のインタビュー記事からの引用です:

インタビューアー:「ナディーヌさん、老年期に入り人生の教訓、知恵がおありでしょう。後輩の為に何か紹介してください」

ナディーヌ: 「よく老年期に入ると、人生を達観して静かで平穏な境遇に入ると言われますが、私の場合は違います。6年前に47年間連れ添った夫を亡くして以来、私は自己について、他者について、人生について、あらゆる問いかけを再開し、まるで悩める青春時代に戻った感じです。未だに15歳の自分になった気持ちでいるので、人生の知恵を求め続けています」

グリーフとは、悩める青春時代に戻ること。最近、これほど私の気持ちにピッタリくる言葉はありませんでした! ナディーヌさんありがとう!
by yoshikos11 | 2007-05-19 10:49 | Comments(0)

皆さんからのコメント 

Virginia Tech の悲劇についてコメントを寄せて下さった方々が何人かいらっしゃいました。感謝です。今日は、その一つをご紹介させて下さい。気分が重くなったこの事件、人様々に受けとめた事が分ります。

<国際政治、特にアメリカ通のジャーナリスト, M氏より>
Virginia Techの犠牲者の為に, ブッシュ大統領が哀悼の声明を発表、半旗を掲げた事に対して、イラク戦争で命を落とした若い兵士の為には、ブッシュがかつてそのようなことをしていないじゃないかという批判が米国内で巻き起こったそうです。死亡した兵士の数は既に3,277名だというのに。
M氏いわく、平和なキャンパス内での出来事と戦場を比べるのはどうかと思うけれど、でもその批判、分るような気もすると。
                                                 *     *     *     
Mさん同様、私もブッシュ氏の心の動きには何となく一貫性が感じられない。人の命の重さにに差があるわけではないし、特に、兵士達の全員が好き好んで従軍しているわけではないと思おうと、よけい戦死者にも同情を覚えます。

ましてや、犠牲者の遺族のことを思うと、殺害であろうと戦死であろうと、愛するものの死は測り知れない悲しみ。違いといえば「心の準備」が全くなかったか、多少はあったかではないでしょうか? 

また、Cさんはご親切に、Virginia Tech Aftermath,その後の記事が朝日新聞に出ていたと知らせてくださいました。

キャンパス内で追悼式があり、犠牲者を悼み、その人数32に見合った32の石を輪にして並たそうです。式の前日には32個だった石が、当日になったら33個になっていた。なぜ? 犯人も追悼の対象にすべきだと考えたある学生が、こっそりもう一つの石を輪の中に加えた。言い分は「同じVirginia Techの学生だったのだから」

32か、33か、一個をどけるどけないで、若者の間で議論が白熱したらしいのです。結局、32個は一つの輪。ちょっと離れて1個を置いて決着。

犠牲者と加害者を同列に扱う発想、正直言ってナイーブすぎ、かつ乱暴だと思います。

遺族の気持ちになってみたのかしら?  当事者がそう簡単に犯人を許せるとは思えません。たとえ彼等が許す気持ちになる日がいつか来るとしても、時間が必要だろうし、それは彼等の選択であり、他人が決して強制できるものではないのですから。
by yoshikos11 | 2007-05-12 03:37 | Comments(0)