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第2回GCC グリーフ・カウンセラー養成講座スタート

 夕べから、いよいよ第2回GCC グリーフ・カウンセラー養成講座がスタートしました。

 この講座は、今年の4月に、初めて開講したばかりですが、当初は、1人でも生徒さんが来て下さったら、「個人教授」でも良いからとにかく始めようと思ったものでした。ところが、思いがけず最初から8名の方々が応募してくださり、無事8月に前期、後期合わせて13回を終了しました。その方達は、来年の「アドバンス・コース」を期待して待っていて下さってます!

 そして、今回はさらに予想外の反響があり、あっちこっちからお問い合わせがありました。結局、予約していた教室では狭くて全員入りきれず、申込順ということで一部の方々には大変申し訳なかったのですが、来期に来ていただくことに。うれしい悲鳴とはこのことでしょうか。

 今回は、1クラス、10名。この講座は、参加者どうしの意見交換、体験の分かち合いなども重視するので、少人数制を大切にしたいと思っています。来年は、もしかして2クラスに増やす必要もありそうです。

 今回の生徒さんについて。大変グリーフに関心が深く、勉強熱心な方ばかりです。中には他大学で死生学やカウンセリングの勉強をしている方、医療や障害者のケアに従事している方、教職員の方など、プロとしてご活躍中の方が目立ちます。

 生徒さんの何人かが 「色々な勉強や仕事をしてきたが、究極”グリーフ・カウンセラー”の仕事が自分の求めている”生涯の仕事”かな?」というような発言をされ、期待の大きさに、講師としても大変教えがいのある、また身の引き締まる講座になりそうです。

 グリーフは、「一過性の症状面の問題で、通り過ぎれば終わり?」 などと言われていた時期はそれこそ終わりを告げようとしているのかな、と今回の生徒さん達の発言に心強さを感じ、すこしずつ「グリーフ教育」が浸透しつつあるという感触を覚えました。

 グリーフは「生涯の課題」、「いかに生きるか」を問い続ける奥の深いテーマ、私が言わないまでも、生徒さんたちからそんな前向きな言葉まで飛び出して、夕べは逆に私が皆さんから力を戴いたようでした。
by yoshikos11 | 2007-09-21 11:15 | Comments(0)

マクロビオティック・カフェ&レストラン Asuka

 台風一過、先週あたりから陽気も一挙に変わって、秋の気配を感じるようになりました。過酷な夏を過ごした後で、風の涼しさはホッとさせられますね。今週、空の色にも変化が。晴れた日には、夕日がとってもきれいでした。

 ところで、夕べは最近オープンしたばかりの、マクロビオティック・カフェ&レストラン、[Asuka]へ行ってきました。場所は代官山です。

 このレストランは、私の旧知の友人でもあり、GCCグリーフ・カウンセラー・養成講座に生徒としても参加して下さり、一方では、皆にマクロビオティックの講義もして下さった、橋本ちあきさんのお嬢さん、明朱花(あすか)さんがオーナー・シェフです。

 ちあきさんは、長年にわたり、ご主人の宙也さんと一緒に、マクロビオティックの研究、実践、教育に励んで来られました。今でこそ、マクロビオティックのブームが到来かと思わされる、『マクロビ」とか言って一種の流行のようにもなっていますが、橋本夫妻は30年も前から(或いはもっと前かもしれない)マクロビオティックを唱えて来られた「正当派」です。

「娘がレストランを始めるから、ぜひ、行ってやって下さいね」とちあきさんに言われたのがこの春、ずっと楽しみにしていて、ようやく夕べそれが実現。友人で仕事仲間の柳玉江さんと一緒に出かけました。そして、夕べはちあきさんもレストランに現れて、喜びの再会となりました。
 
 従来、マクロビオティックのレストランと言うと、何となくストイックな感じがして、「養生食」という「売り込み」が先行して、室内の雰囲気、インテリアなどに無頓着な所が多かったと思います。 ところが、[Asuka]は、そんな古い印象を払拭するかのような、モダンで、お洒落な雰囲気でした。家具、食器、音楽など雰囲気作りに若いオーナー・シェフ、明朱花(あすか)さんのテーストと心使いが行き渡っていました。

 そしてお料理。一見して、マクロというより、「Cal-Asian」(カリフォルニアン・キュイジーンとアジアン・キュイジーンのイマージョン)と思いました。色々魅力的なメニューに散々迷った末,私はパンプキン・スープとグレイン・サラダを注文。

 まず、サラダは、押し麦、ひえ、生のコーン、ビーンズ、レタス、プチトマトが材料、特性のサラダ・ドレッシングが効いていて、上質な酸味とオリーブ・オイル、そしてペパーが全てをウマく包み込み、何ともデリケートな味。「うーん。これはおいしい!」 胃が生き返ったようでした。

 次に、パンプキン・スープは、ハーブとペパーが効いていて、乳製品は一切使っていないので、まさにパンプキンそのものを「食べる」感じの一品でした。食べるスープです。私は乳製品が入ったポタージュ系がダメなので、めったにこうしたスープに出会えず、昨日は大満足でした。

 二品とも、素材そのものを生かして、奇をてらわない(どこぞの特産とか言わない!)、胃に優しい、シェフの真心を感じさせる、お料理でした。

 明朱花(あすか)さんの料理の腕は、一朝一夕に勝ち得たものではないですね。赤ちゃんのときから、お母さん、 ちあきさんのマクロの料理で育ち、そばで料理法を仕込まれた明朱花(あすか)さんならではの、心と体にしみ込んだセンスを感じました。「ちあきさん、おめでとう」夕べは、お母さんに心からお祝いを言いたくなりました。

 私は、Asukaにはまりそうです。そうそう、オルガニックのビールもワインもありますよ!皆さんも、ぜひ、一度お試し下さい。或いは、GCCの同窓会でも一度Asukaでやりたいですね。30人くらいのパーティーも受けて下さるようですよ。

情報は:http://www.asukaone.jp

 
by yoshikos11 | 2007-09-14 10:57 | Comments(0)

拳太の誕生日

 今日、9月13日は初孫、拳太の13歳の誕生日です。私は、一日感慨深い思いでいました。

 拳太は13年前、夫昌平が亡くなる2ヶ月前に誕生しました。当時、昌平は、末期ガンとの厳しい闘いを強いられていました。つらい日々を過ごしていたのです。
  そんな時に迎えた新しい命、初孫の誕生は昌平にとってどんなにうれしかったことでしょうか!
一時、苦しみも忘れて歓喜したと思います。孫誕生のニュースに家族の誰より先に、病院へ駆けつけて拳太とご対面。乳児室で沢山写真も撮りました。

 たった2ヶ月間だけの、おじいちゃんでした。しかし、自分の命の灯火が消えそうな時に、新しい命に何を思ったでしょうか? 昌平は何も言いませんでしたが、きっと「僕の命は、拳太を通して、ずっとこの世に繋がって行く」と思ったような気がします。

 拳太は、生まれた瞬間から、おじいちゃんの心の支え、そしておじいちゃんの死後、悲しみにあったおばあちゃん(私)の心を支えてくれました。

 そんなわけで、毎年拳太の誕生日には、特別な思いがあります。昌平が亡くなってからの歳月の経過を感じて来ました。しかし、今年は特に「けんちゃん、あの時、生まれて来てくれてありがとう」と感謝の気持が強いのです。

 


 
by yoshikos11 | 2007-09-13 23:52 | Comments(2)

デ−ケン先生との出会い

 前回、デ−ケン先生の教え子たちの集まり、ベグライテンの定例会でお話をすると書きましたが、この機会を与えられたことに、私は何か感慨深いものを感じます。

 昨日、ようやくアポが取れてデ−ケン先生にお会いする機会を得ました。先生は、6月に私が参加したIWGブラジル会議の模様が知りたいと言うことでした。そのご報告と、また、この秋にある日本臨床スピリチュアル・ケア研究会のことなどご説明するのが、今回のミーティングの目的でした。
 先生は、今,誰が、どこで、何をしているかについて、常に情報収集を心がけておられ、さすがに日本を代表する死生学のリーダーであると、その真剣な姿勢に頭が下がります。
 今や、日本だけでなく、韓国、フィリピン、中国の死生学発展にも支援の手を差し伸べていらっしゃるご様子です。今に、アジアのリーダーになられることでしょう。

 デ−ケン先生との充実したミーティングを終えて、帰路のことです。ふっと、初めての出会いのことを思い出しました。今から12年前のこと。夫と死別して間もない頃でした。私のことを心配してくれた友人が、デ−ケン先生の「生と死を考える会」に行ってみたらと薦めてくれたのです。それ以来、私はグイグイと死生学や、グリーフ・スタディに引かれていき、とうとう、2000年に、カナダに留学するまでに至ったのでした。
 今でも良く覚えています。あれは2000年のイースターの頃でした。留学をしたいと思っていたのですが、果たしてどこに行ったらいいのか、皆目、見当もつきませんでした。そこで、ある日、ふっと、デ−ケン先生に伺ってみようと思いついたのです。
 といっても、先生は超人的な忙しさで、めったにお会いできないことは知っていました。たまたまその日は、先生の「キリスト教入門講座」のある日(現在も継続している)、そこへ出向いて行って待機すればチャンスはあると思い、意を決して出かけました。
 講座のある桂木会館(上智のキャンパス内)に行ってみると、いつも聴講生でごった返しているのに、人っ子一人いないのです。「あれ、日時を間違えたかな?」と戸惑っていると、そこへフッと現れたのが、デ−ケン先生でした。
 そして私に気がつかれると「国際会議に参加して、今、成田から到着したところです。多分講座には間に合わないと思って、予め今日は休講と皆さんに知らせてありました。でも、間違ってくる人がいないかと思って、ちょっと立ち寄ったのです」と言われました。

 まさに、間違って来た私でしたが、おかげで、会館のロビーで誰にも邪魔されず、ゆっくり先生とお話することができました。留学につての質問には、即答で「カナダのKing's Collegeのプログラムは、死生学のプログラムの中で世界一です。責任者のモーガン先生は友だちです。訪ねてごらんなさい」と言われました。貴重な情報と、ありがたいご紹介までいただきました。
 あの不思議な出会いと、あまりにも説得力のあるデ−ケン先生の言葉に、私は瞬時に留学を決めたと思います。計画してもこのように手際よく求めていたものが、得られるとは思えなくて、これは何か大きな力で導かれていると思ったのでした。

 あの節、デ−ケン先生は、「勉強して日本へ帰って来たら、何かこの分野の手伝いをして下さい」と言われたのです。あれから、7年の歳月が過ぎました。本当に長い道程でした。そして、私はデ−ケン先生の教え子の方々を前にして、来週グリーフ・ケアについて講演をすると思うと、ようやくお約束が果たせた気持です。
 私のグリーフの過程は、デ−ケン先生とモーガン先生抜きには語れません。今日、こうしてグリーフ・カウンセラーをしているのも、講座で教えたり、講演をしているのも、皆お二人のおかげなのです。残念ながら、モーガン先生は2005年の5月に亡くなられました。現在の私の活動をご報告できたら、どんなに喜んでくださっただろう、そう思うと残念でなりません。
 モーガン先生の追悼ミサは、私が発起人となり、デ−ケン先生の司式で上智のクルトゥールハイムで挙げていただきました。モーガン先生死後2ヶ月目のことでした。
 私のグリーフ・ストーリーは、色々なことが偶然起こったように見えながら、実は全て一つの糸で繋がっているように思えてならないのです。昨日は、二人の先生だけでなく、これまで私を支えて下さった大勢の方がを、なぜか思っていました。感謝とともに。
 
 
 
 
 
 
by yoshikos11 | 2007-09-06 15:40 | グリーフ | Comments(0)

グリーフとスピリチュアル・クエスト(探求)

 前回のブログは「夏の暑さにも負けず」というタイトルでしたが、先週始めから一挙に涼しくなりましたね。正直いってホッとしましたが、一方では、あまり急な変わりように、あの暑さは一体どこへ行ったのか、あれは「真夏の世の夢」だったのかとちょっと不思議な感じもあります。
 海や山で真っ黒に日焼けした子供達も、今週あたりから皆学校へ戻って行くのですね。涼風の訪れと共に、私はと言えば、この秋にお頼まれしているいくつかの講演のことが、急に気になり出しました。

 まず、9月15日(土)には、ベグライテンと言って、アルフォンス・デ−ケン先生の「ホスピス・ボランティア養成講座」の卒業生の会でお話しします。グリーフについての正しい理解、グリーフ・ケアの目指すこと、喪失を乗りこえてより豊に生きること、などのテーマに絞ってお話するつもりです。
 実は、世話人の方から、「head」より「heart」に響く話をと言われているのです! そうなると、理論や理屈よりも、私自身のグリーフ・ストーリーに触れていくのがいいのかなと、最近はめったに話す機会がない自分のグリーフを振返ることになりそうです。今、ナラティブ(自分の物語り)が注目されていることもあります。

 もう一つは、11月11日(日)、日本臨床スピリチュアル・ケア研究会です。小論文発表と、エリカ・シューハート教授を交えて「危機にいかに向合うか」というタイトルで、パネルディスカッションがあり、パネリストとして発言を要請されています。どこまで対応できるか、ちょっと心配でもあります!
 論文では、死別体験者が苦難をとおして、いかにスピリチュアルな探求を始めたかについて、まとめたいと思っています。その為に何人かの方々にはご協力をいただき、研究目的のインタビューをさせていただきました。
 インタビューアーとしては、その方々の痛み、苦しみの大きさに圧倒され、時には胸がいっぱいになりましたが、皆さんそうした痛みや苦しみに耐えて、そこに意味を見出し、人としてより豊に、愛情深く、真摯に生きて行こうとしておられることに、心底感動しました。
 人間って、なんて悲しいのだろうと思う反面、でも人間ってなんて崇高なのだろうと、思わずにはいられません。「これからは、人にもっとやさしくしたい」「人に支えられたので、今度は人を支える側に」などの言葉を聞きながら、感慨深い思いでした。
 
by Yoshikos11 | 2007-09-04 00:55 | Comments(0)