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阪神淡路大震災 13年記念祭の思う

 日本中が怯えたあの震災から、13年が経ったのですね。忘れもしません。
一瞬にして、6,434名の尊い命が奪われてしまったのです。そして、その数倍もの方々が、愛する人を奪われて、グリーフを抱え、トラウマに苦しんだことになりますね。今更ながら、大変なことだったと思います。
 
 当時、私は、夫昌平を亡くして2ヶ月目でした。人生のパートナーを亡くして「大変だ!世界はもう終わりだ!」そんな風に大声で叫びたい衝動にかられていた時期でした。残念ながら、叫ぶ場所は見当たりませんでしたが。そんな時に、日本中がこの震災で「大変だ、大変だ」と大騒ぎになったのです。

 「そうか、今なら、私も一緒に 『大変だ、大変だ』と叫んでも許される」そんなことを思ったものでした。

  一方、この震災の犠牲者の方々のことに思いを馳せて、当時お世話になっていた聖路加国際病院のチャプレン、佐藤裕先生に「神様は、どうして、このように善良な人たちの命ー中には幼い命もあってーを奪われ、多くの人々を苦しめるのですか?」と質問したことを覚えています。

 それに対して佐藤先生は、「本当に、どうしてでしょうか。私にも答えはわかりません」と悲しそうに言われました。

 実は、先週、14日に、この敬愛する佐藤先生が亡くなられました。50年間!の長きに亘り、聖路加でチャプレンをなさり、数えきれない程の患者さんたち、その家族を支え続けていらっしゃった偉大な方でした。

 それ程偉大な功績のある方なのに、一方で佐藤先生ほど謙虚な方を私はしりません。どんな時にも、先生のあの柔和な笑顔を目にすれば、心が癒されるのでした。その笑顔がもう拝見できないと思うと、何とも、寂しいです。大勢の人たちがそう感じていることでしょう。

 さて、震災の話題に戻りますが、新聞で、「13年記念祭に、遺族が集まり。。。」とありちょっと気になったことがあります。
「遺族」とは「遺された家族」を指すわけですが(間違っていたら、どなたかお知らせ下さい)家族以外にも悲しんだ人たちが当然いるはず、ということです。
 死者との間柄には、恋人、友だち、同級生、生徒、教師、同僚なども当然含まれるわけですが、その人たちも、それぞれの思いで記念祭に参加していたのでは?



 


 

 
by yoshikos11 | 2008-01-20 11:36 | Comments(2)

グリーフ・スタディへの関心高まる

 いよいよ、今週木曜日からグリーフ・カウンセラー養成講座−基礎編がスタートします。今回は、既に、16名の方々が申し込んで下さいました。
 参加者の中には、前回のブログでも書きましたが、遠方から来られる方、既にカウンセラーのプロとして、臨床や教育現場に携わっておいでの方、牧師の方、などいらっしゃり、支援者の間で「グリーフ」についての関心が高まってきていると言う手応えを感じております。
 こうした静かな、しかし着実な皆さんの支持が、私に大きな勇気を与えてくれます。

 また、ニーメヤー著(私の訳本)「大切なものを失ったあなたに」を読んで、GCCの講座に興味を持ちました、とおっしゃって下さった読者の方々も何人かいらっしゃいます。この本が、死別体験者の支えになっていると思うと、これも大変うれしいことです。
 まだまだ、グリーフ関連のよい本が海外には沢山あるので、翻訳の事業も企画していきたいです。今年も、時間との闘いを自分に強いて行きそうです。

 優雅に、沢山の夢を抱きつつ、がんばります!

 

 

 
by yoshikos11 | 2008-01-20 10:24 | Comments(0)

命のバトンタッチ

さて、このところ、今月24日から開始するグリーフ・カウンセラー養成講座(冬季基礎編)と来月5日から開始する上級編の準備、参加者対応で大わらわです!コーディネーターのTYさんと、一日数回のメール交換、彼女に支えられて何とかやっています

講座へは、なんと大阪や名古屋から参加して下さる方もあって、頭が下がる思いです
講師として、より充実した内容を伝えられるようにがんばらなければ!

そんなわけで、お正月の「優雅さ」の蓄えは大分減ってしまいましたが、それでも昨日は年初めのお墓参りへ行って、帰路お墓は六本木なので、ヒルズタワー25階へ足を延ばして、旧友たちと短い時間ながらティータイムも持てました。

昨日の読売新聞から:第26回「心に残る医療」体験コンクール(読売、日本医師会主催)の「一般の部」入選者岩崎 留美さんの作品「幸せと悲しみの融合」に大変共感しました。

作者、岩崎さんは、一昨年、ある総合病院で赤ちゃんを無事出産し、その同じ病院で12時間後に長期入院中の義母さんを亡くされたそうです。この不思議な巡り合わせに、まるで、義母さんから「バトン(命の)を託されたような気がした」とありました

作者とそのご家族にとってまさに「至福」と「深い悲しみ」の瞬間が同時発生したかのようですね。義母さんにお孫さんの顔を一目見せられて本当によかったという感じ、そしてグリーフの真っ最中に、新しい命が大いなる心の支えになったことが想像されます。複雑な気持もあったことでしょうけれど。

以前ブログに書きましたが、私も岩崎さんほど時間的に接近してはいませんが、同じ病院で、孫の誕生と夫の死を2ヶ月の差で経験しました。

ただし、夫昌平の場合には、病状が最もつらかった2ヶ月間、初孫拳太の誕生によって慰められ、勇気づけられたことになります。

私も、昌平がまさに拳太に「命のバトンタッチ」をして安心して亡くなったと思っています。しかし、天の神のなさることには測り知れない叡智が隠されているのですね
悲しみと喜びの同時発生につくづくそう思います。
by yoshikos11 | 2008-01-11 13:22 | Comments(0)

お正月の優雅さ

松の内の明けぬ間に、新年のごあいさつと、ブログ書き始めをさせていただきます。

皆様明けましておめでとうございます。
2008年が、皆様にとって実り豊かで、恵み溢れますように祈念申し上げます。

お正月、のどかさと仕事をしないことによる「優雅さ」を、つかの間とは言え、大切にしました。この「優雅さ」のイメージだけでも年間をとおして保てれば、などと思ってしまいます。むずかしいでしょうけれど。

お正月、次女美香の義父とその奥様(義母に当たる先妻は、美香とダンナ・リチャードの結婚以前に亡くなられた)が、英国より遥々孫Hugoに会いに来日。滞在中、壮行を崩しぱなしの義父のgrandpa 振りを目撃。孫可愛さは世界共通ですね。

奥様が、和食がからっきしダメなので、度々食事を共にした私は、洋食攻めで「お雑煮が恋しい」と思ったりして。

4日、長女昌美一家が「はとバスツアー」に誘ってくれて。思いがけず、ツアーのおかげで山王神社に初詣、六本木ヒルズのタワー展望台から東京の町を一望、その後「ルミネよしもと」でお笑いに興じることができました。初笑い、私、よしもと初体験

そして、夜は昌美の手料理のおせちと、待望のお雑煮にありつけました。おもわず「やった!」。 やはり日本人ですね。お雑煮を食べてやっと本当のお正月気分になるなんて。

今年の目標、GCCの全ての活動の充実と、サービス向上に邁進、その合間に「家族との交流」も密に取る、バランス感覚を保って行きたいです。欲張り過ぎでしょうか?

今年も皆様に支えられて、あらゆる機会を通じて「グリーフ啓蒙」に努めて行きたいと切望しております。どうぞ、相変わりませず、ごひいきの程よろしくお願い致します。
by yoshikos11 | 2008-01-06 19:20 | Comments(1)