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生涯の巨人ファン

 私の母は現在、93歳。現役の巨人ファンです!それも年期が入っていて、戦前の名選手(多分お若い皆さんの知らない?)三原、水原などのサイン入りボールをかつて所有していたそうです。戦争のどさくさで紛失したのが残念で、今持っていれば高値がついたでしょう。
 私が、物心ついた頃から、我が家は巨人が勝利した日は両親の機嫌が良く、逆転勝ちした日などは、両親は躍り上がらんばかり。今でもその光景が目に浮かびます。逆に負けた日は家中が沈んでいたか、二人は文句タラタラでした。野球に関心のなかった私には不可解なことでした。

 今期、巨人がシリーズ優勝を果たし(それも13ゲームの差を土壇場で覆したとか?)、母はご機嫌。先日、巨人優勝特集号のスポーツ雑誌をコンビにで目にとめたので、早速購入して、老人ホームに居住する母に送りました。
 今日、その礼状が母から届きました。私の想像以上の喜びようで「ここでは、見たくても見られない、何よりのものを送ってくれてうれしい」「届いたときには『やったっ!』とばかりに喜び、雑誌をむさぼり読んだ」と書いてありました。

 また、母は、原さん(監督)が大好きだそうで、「もう一回、どうしても原さんに胴上げを経験させてあげたい、シリーズ優勝できるように祈ってます!」とありました。

 私は、野球のことは全く分りませんが、母のために原さん、ぜひ、勝って下さい!ちなみに、ライバルチームはどこ?西武?相手はどこであれ巨人に勝たせたいですね。
 
by yoshikos11 | 2008-10-31 01:00 | Comments(0)

IWG から合格通知

今週の日曜日、とてもうれしいことがありました。2年越しの念願がかなって、IWG(International Work Group on Death, Dying & Bereavement)の正式な会員として承認しますと言う通知をもらったのです。

以前も書いたかと思いますが、この学会は敷居が高くて、最低2回は学会に参加すること(18ヶ月に一回の開催、2年越しになります)が必要条件、2回目の参加については2名の正会員の推薦状が必要になります。その上で審査があるわけです。

最初に参加したのがブラジル・サンパウロでした。2回目が、この9月でアメリカ・ボストンの先、プロビンスタウンの学会でしたが、特にサンパウロはフライトだけでも20時間かかる遠隔地。散々思案したあげく、意を決して出かけたのを思い出します。

合格の知らせに「やった!」と一人はしゃぎたい気分でした。まるで受験生のように。そして、亡き夫に「グリーフ・スタディが高じて、とうとうこんな所まで来てしまいましたよ」と報告する私でした。

名誉なことと感じ、また、これからの私の活動に大きな励ましをもらった気がしています。
by yoshikos11 | 2008-10-30 01:37 | Comments(0)

Halloween 続き

先日、Halloweenのことについて書いたばかりですが、一つ書かなかったことがあります。ある知り合いの方のお兄様のご命日が、Halloweenの前後だそうで、その方は町がオレンジの飾りでニギニギしく色づく頃、とてもつらくなると言っていました。

それを聞いた時、私は日本でHalloweenがそんなに盛んだと言うことに気付いていなくて、その話があまりピンと来ていませんでした。ようやく今頃になって彼女の心境が分るようになりました。

そして「ああ、彼女どうしているかな」とこの時期、思いを馳せることになります。たわいない、子供の楽しいお祭りなのですが、ある人にとっては、外の大騒ぎが心と裏腹なんですね。

昨日は、表参道でHalloweenのパレードがあり、黒山の人だかりだったそうです。娘の一家も子連れで見物に行ったようですが。
by yoshikos11 | 2008-10-27 18:46 | Comments(0)

若林一美さんと「ちいさな風の会」

 若林一美さんが、お子さんを亡くした親たちのサポートグループ、「ちいさな風の会」を始められて20年だそうです。今日(10月25日)はその記念の講演会が立教大学でありました。数ある講演会の中でも、これでけは聞き逃せないと思って参加しました。
 20年前には、まだ、死別体験者のサポートグループなど日本で全く存在していなかったそうなので、若林さんが、その道のパイオニアと言えます。「継続は力なり」と言いますが、一言で20年と言っても、初心を貫かれて今日まで会を維持して来られたことに、心から尊敬の念を抱きます。

 「続けられた秘訣は?」などと思わずご質問したところ、「私が続けたのではなく、参加者の方々が続けて来られたのであって、気がついたら20年経っていたのです」とたいへん、ご謙遜な若林さんのお返事でした。本当に必要とされる「場」を提供されたからこそ、続いたのだろうと思いました。

 「ちいさな風の会」に何を求めて皆さん来られるのか、それは「亡き我が子が、この世に存在していたことを、この会に来れば話すことができ確認することができるから」と言う若林さんのご説明でした。外では、話すことが許されないと言う意味でしょう。

 悲しいかな、月日の経過とともに、周囲は、「去る者日々に疎し」という言葉があるように、亡くなった子供のことについて聞いてくれることも、話してくれることもなくなり、次第に忘れられて行く。。。そう感じることが親御さんにとってとても辛く、堪え難いことなのですね。

 淡々と話される若林さん、そのお話の端々に20年間に出会った親御さんたちの思いがいっぱい感じられて、とても説得力がありました。理論や知識も必要ですが、その一つ一つを裏付けて、納得させられることの大切さを痛感した講演でした。

 立教大学といえば、私が夫を亡くして間もない頃、当時聖路加国際病院のチャプレン、S-牧師先生にお頼まれして、宗教心理学の講座で自分のグリーフ・ストーリーをお話したことがありました。あれ以来、10何年振りに立教のキャンパスを訪れ、今日は、何かとてもなつかしく、自分のグリーフの原点に帰ったような気がしていました

 
by yoshikos11 | 2008-10-26 02:54 | Comments(0)

Halloween って何?

 今のシーズン、ケーキ屋さんの店頭には、Halloween のかぼちゃのお化けや、魔女の飾りが目を引き、かぼちゃ型のクッキーなども客寄せになっています。異国のお祭りがいつの間にか、日本に定着した感がありますね。

 先日、花屋さんの店頭に、輸入品と思われる巨大なかぼちゃ(フレッシュのもの)が並んでいるのを見つけて「かぼちゃのお化け(Jack o' Lantern)まで彫ったりする人がいるの!」とHalloweenの人気にちょっとびっくりしました。

 一方、Halloweenの語源が、キリスト教の祝日All Saints Day 、別名、
All Hallows Day、いずれも「諸聖人の祝日」と関係があることを、知る人はあまりいないのでは? Hallowとは、聖なる人、聖人のことです。

 Hallows Dayは11月1日ですが、その前夜祭(10月31日)のことを、
Hallows Eve (聖なる人々の祝いのイブ)すなわち、Hallow'een (ハローウィン)と呼んでいました。この両日を教会では古くから、全ての聖人の命日を覚えて特別なミサを上げて来ました。

 今では、Halloweenが、かぼちゃのお化けや、魔女や、スパイダーに象徴される子供のお祭りと言うことで有名になり、その語源や元々の宗教的な意味は忘れられてしまったようです。

 ちなみに、11月2日はAll Souls Day(全ての死者を祝う日)として、これも教会の記念日です。また、11月を「死者の月」と定めており、各地の教会でレクイエムのコンサートが開催されます。

 夫の命日が11月なのですが、教会全体が何だか彼の命日を祝ってくれているように思え、また、命日のムードをもり立ててくれるような気がして、毎年、この時期になると「11月の命日でラッキーしたかもしれない」と密かに思って来ました。

 
by yoshikos11 | 2008-10-26 01:17 | Comments(0)

P.S. アイラブ・ユー

 映画、「P.S. アイラブユー」を見て来ました。29歳で夫を脳腫瘍で亡くした若い妻ホリーのグリーフ・ストーリーです。ホリー役のヒラリー・スワンクと言う女優さんが名演技で、切なく、痛々しい感じを十二分に表現していて、誰もが同情し、手を差し伸べたくなる雰囲気がありました。
 「早過ぎた死」のつらさ、ホリーは母親に抱きついて号泣します。まるで幼子のように。「心から好きな人と、やっと出会ったというのに、なぜ、彼は死ななければいけないの!」と叫びながら。死は、理不尽で不条理そのもに思えて来ます。

 さて、題名のP.S. アイラブユーは、夫亡き後、ホリーが夫から次々に手紙を受け取ると言う不思議な設定があり、その手紙の終わりにいつも彼が書き添える言葉なのです。映画の原作者(当時21歳のアイルランド人、セシリア・アーヘン)によると、深い悲しみにあって故人からの「言葉」がどんなに大きな励ましになるか、充分想像できたということです。
 しかし、この作者は、これほどの喪失体験をしたことがなく、このフィクションは全て本人のイマジネーションによるもの、と聞きました。作者曰く「愛することを知っている者は、その愛を失ったらどうなるか、実際に経験しなくても分る」のだと。

 そうかなー。アーヘンさん、グリーフの教科書など色々読んで知識を得たのでは?基礎知識なくして想像だけでは無理、と思わせるグリーフならではのディテールが、映画の随所に見られましたが、違いますか?

 設定は一ひねりしていて面白いですが、ちょっと教科書的過ぎるところが、逆に現実味を弱めている、そう思うのは私の深読みすぎでしょうか。

 グリーフを勉強したい人には、とても良い教材ともいえますが。

 

 
by yoshikos11 | 2008-10-20 02:15 | Comments(0)

GCC ウェブサイト復帰

 ご心配をおかけしましたが、GCCのウェブサイトが修復されました!一喜一憂した数日間でしたが、有能なるエキスパーツ(管理会社)に助けられて急場を凌ぐことができました。ウェブの番犬になってね!Bonzo クン
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by yoshikos11 | 2008-10-06 16:16 | Comments(0)

GCCのウェブサイトがハイジャック

直接、私のブログ「サポートルーム」へアクセスして下さる方にのみ、お知らせです。

 先週のことです。GCCのウェブサイトがハイジャックされてしまいました!現在、画面が消えてしまっております。このような経験は、ウェブを立ち上げて約3年、ただの一度もなかったのですが、誰かのいたずらなのか、嫌がらせなのか分りませんが、とても不愉快な思いをしました。

 アメリカでは、此の手のハイジャックが頻発しているとのこと。子供がゲーム感覚で「乗っ取りゴッコ」をしていると言う状況もあるそうです。侵入はもしかしてアメリカからか?皆目検討もつきませんが、人の迷惑を楽しむなんて悪趣味ですね!

 早速、ウェブの管理会社に依頼して修復作業に当たってもらっていますので、そんなに時間が掛からずに元に戻る予定です。しばらく、ご不便をお掛け致しますが、お待ちいただけますでしょうか? 

 次回は、ぜひ、うれしいお知らせをお届けしたいと思います!
 
 
 
by yoshikos11 | 2008-10-05 21:12 | Comments(0)

2008 年 IWG (死生学国際会議)by the Sea 参加

 IWGとうい国際的な死生学会に、9月20日より25日まで参加してきました。今回は、米国マサチューセッツ州の海辺のリゾート地、プロビンスタウンという所で開催されました。日本から行くと、ボストンから更に車で3時間ほど行った遥か遠い所なので、今回、ボストンで一泊しました。

 ボストンと言えば、夫が亡くなる一ヶ月前に、彼、三女、私の3人で訪問し、マクロビオティックの権威、久司道夫先生に会いに行った町。その話になると切りがないので、「bitter sweet memory」は14年過ぎた今も変わりなかったことだけ記すに留めます。(此の話は別な折りに!)

 IWGついては以前もブログでご紹介したので、ここでは簡単に。
世界各国(今回18カ国)より、此の分野に携わる死生学者、教育者、心理学者、セラピスト、カウンセラー、医療者、ソーシャル・ワーカー、宗教家などが一同に介して(今回、参加者113人)、5日間、朝から晩まで用意されたプログラムに参加するものです。
 
 主なプログラムは、3つの基調講演、計9回に及ぶグループ別のディスカッション、3回の全体会議、初日と最終日前夜のパーティなどです。会の特徴は、何といても、グループ別のディスカッションですが、初日の全体会議で討議したい「テーマ」を参加者の中から募り、出そろったところで各人がどのグループに参加するか決めます。

 テーマは、以前の会議より継続しているもの(例:スピリチュアリティ、複雑化したグリーフなど)と、新たに提案されたものがあり、私は、前回、スピリチュアリティ・グループに参加したので、今回は、「複雑化したグリーフ」のグループに入ることにしました。(このグループは、グリーフ・カウンセリングのベテランの集まりでした)

 5日間、半日ほどの現地観光ツアーを除いては、ほぼ、ホテルにカンズメ状態で朝から晩まで「ワーク」したので、その全容を全て書くことは到底できませんが、とても印象に残ったこと、参加して良かったことなどを、箇条書きしたいと思います。

 1)国籍、言語、文化、役職、年齢など、様々な背景の人たちが、それぞれの場所で死生学の普及に務め、死と向き合う人、死別体験者を支援するという同じ目的に向かって努力していることを目の当たりにして、仲間全員から力と励ましをもらった気がしました。

 2) プロビンスタウンは、ゲイの町として有名。ゲイの共同体で、20数年間にわたり、HIV感染者の治療にあたり、AIDS患者を看取ってきた現地の医師の講演は、心を打ちました。
 彼自身もゲイ、個人的にも職業的にも次々に親しい相手を失うーまさに、多発喪失を体験ー逃げ場のないつらさで、精神的に参ってしまったこともあったとのこと。しかし、投げ出さなかったこの医師の内に秘めた強靭さに驚嘆。(現代版、アレベルト・シュワイツァーか?)

 3) グループ・ワークでは、トラウマ的な喪失の事例発表に圧倒さえる思いだった。カナダ人のカウンセラーは、「父親が母親を刃物で殺傷した現場を目撃した12歳の男の子の、トラウマ、グリーフ・ケア」について紹介。引き取り手のない此の子を、今や、カウンセラー一人が、彼を無条件に愛し、ケアをしているとのこと。

 メンバーの一人はアフリカ、ジンバブエで23年間にわたり、ソーシャル・ワーカーをしている英国人。親、兄弟、親戚などが次々とAIDS、政変などで死んで逝った孤児たちを世話しているそうです。彼女曰く「ジンバブエの人々は、誰もが日々食物を確保すること、生存そのものが闘い。(グリーフ以前の問題で手一杯)皆が、生存し続けることに疲弊し、うつ状態である」と。

 4) こうした極限的な人間の苦しみを前にして、有能な支援者たちが支援の限界と、自分の能力の限界を常に思い知らされている、仕事とは言えそのことの辛さを経験していることが分ります。
 そして、同じ仕事に従事するグループの仲間たちは、互いのつらさを分り合い、思いやり合って、謙虚に受止め合っていました。メンバーの一人が言ったことが印象的でした。
「クライエントに、たとえ偉大なる支援ができなくても、どんな小さなことでも、相手の苦境にほんの少しでも変化をもたらすことができれば、ゼロよりずっとましなのでは?」此の道20年、30年近いベテランの支援者たちの謙虚さと正直さに心を打たれ、励まされた5日間でした。

 話の深刻さに圧倒されそうな時、ふっと、窓越しに目にした限りなく青い海と、澄み渡った空に目と心を慰められたこと、これもまた、忘れられないIWG by the Sea の思い出になりました。

 
by yoshikos11 | 2008-10-03 03:59 | Comments(0)