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岩手県へ訪問支援

f0101220_226229.jpg (岩手県社会福祉協議会でにて。事務局長に義援金を渡す私)先週,19,20,21日にかけて岩手県盛岡市へ、訪問支援に行ってきました。大震災以来、岩手医大のC先生(精神科医)の後方支援ということで、警察官のトラウマ及びグリーフケア、学童へのメンタルヘルス教育、スクールカウンセラーや保健士さんへの助言など、震災後の様々な問題について、C先生とは頻繁にメールのやり取りをし話し合ってきました。

 それがご縁で、先週、GCCの認定グリーフ・カウンセラーや上級受講生ボランティア総勢、12名と一緒に、現地へ赴き、今回は岩手県警の厚生課、県立盛岡第一高等学校、県教育委員会、岩手県社会福祉事務所、盛岡医師会の方々とお会いし、被災地の現状について直接支援にあたっている皆さんからお話を聞き、被災者へのトラウマケア、グリーフケアについて提言させていただきました。

 今回、メインの訪問先は盛岡一高でした。C先生のトラウマに関するオリエンテーションに引き続き、高校一年生300名を対象に、リラクゼーションワークを実施、その後、小グループに分かれた生徒たちの分かち合いに、GCCメンバーはファシリテータ役として参加しました。

 盛岡市は地震による被害はごく限られていますが、県立高校なので、津波で壊滅的ダメージを受けた沿岸部出身の生徒もおり、中には、自宅全壊,半壊、身内を津波で失ったものもいると聞きました。教職員の方々は、そうした生徒への対応・介入という大きな課題を抱えています。

 はからずも私は、そうした生徒の一人に急遽、カウンセリングをすることになりました。大人ですら一瞬にして3万に近い命が失われるという一大悲劇に、気も動転し、現実として受入れる術を見出せずにいます。ましてやまだ人生経験の少ない、多感な思春期の高校生が激動し、悩み苦しむのは当然です。そのひたむきさは,痛々しくもあり,胸を打ちました。
 いまこそ大人は正直に、自分らも戸惑っていることを彼らに伝え、彼らと一緒に悩み、人生の先輩として少なくとも「死の問題について何をどう考えたらよいのか」ヒントを与えてあげるべきではないかと痛感しました。いま、大人が試されているのです。
 盛岡訪問、続きはまた書きます。
by yoshikos11 | 2011-04-26 03:58 | Comments(0)

被災者へ向けてニーメヤー先生のメッセージ

 f0101220_2283756.jpgGCCではおなじみの、ロバート・ニーメヤー先生(死生学者で臨床心理学者,グリーフ学の世界的権威、また「大切なものを失ったあなたに」の著書としても知られた)から日本の被災者のために、メッセージが届きました。「トラウマ的な死別とどう向合うか:再生へのアドバイス」というテーマです。英訳をし、GCCのサイトへ掲載しましたので、ぜひ、皆さん、ご覧になって下さい。

http://www.gcctokyo.com へ。。
 
 翻訳をしながら、ニーメヤー先生の温かい思いが行間に溢れていることを感じ、私も思いを尽くして、できるだけ先生の気持を日本語で表現するように、気配りしたつもりです。
 また、同メッセージに大変感銘を受けたということで、岩手日報の記者さんより掲載したいとお申し出があり、2回にわたり取り上げられました。岩手県の皆さん、特に、最愛の方を亡くされた被災者の方々の心に、慰めと勇気を与えられたらと、祈る気持です。
 掲載と同時に、宮古の読者の方から早速メールをいただき、「苦難の日々に微かな光を見た」とあり、たいへんうれしく思いました。「ニーメヤー先生の気持が岩手の方に届いたのだ」と。
 
by yoshikos11 | 2011-04-11 02:30 | Comments(0)