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沖縄ホスピス大会での講演(3)

f0101220_21235826.jpg(主催者の『グリーフワーク沖縄』の皆さんと)この大会、正式名称は『日本ホスピス・在宅ケア研究会ー沖縄大会』です。2日間に亘り開催され、全国から医療者や支援の仕事に従事する人たち、一般市民が参加しました。その数、3000人と聞いていますが、沖縄コンベンションセンターの三つの大会場を借り切っての盛大なイベントでした。
 初日は、フリーだったのでもっぱら、シンポジュームを聴講し、休憩時間にはセンターの目の前がビーチだったので、海を眺めながら、コヒーブレークと決めました。どのプログラムに参加しようか迷いましたが(同時進行的に3会場で発表があります)、私は、スピリチュアルケアについてのシンポジューム(カール・ベッカー、大下大圓、浜崎盛康)と小児のホスピス・在宅ケアについての講演(前田浩利、細谷亮太)を聞きました。
 特に、琉球大学の浜崎氏のお話は、沖縄の民間信仰ユタ(シャーマン)についてでしたが、たいへん興味深く、その著書『ユタとスピリチュアルケア』を購入、これから読んでみようと思っています。地元の古い信仰が現代にも引き継がれていることが分かります。

 2日目はいよいよ私自身の講演会、朝、8時の集合に遅れては大変と思うと、前の晩は緊張しました。(私は夜型人間、朝に弱いので)しかし、予定どおり『悲しみに言葉を、死別に物語り』というテーマで、2時間の講義と、30分のワークを無事こなすことができました。おかげさまで、200名を越える参加者が集ってくださり、2時間半、それは熱心に聴講してくだいました。

 終わってから、『とても分かりやすかった』『自分の気持にぴったりだった』『自身の死別と向き合えた』などとコメントして下さった方が、数名あり、講師としてホッとしました。沖縄の方々はオープン・マインドなのでしょうか?こうした一言が、励みになるものです。
 初めての沖縄、すっかり気に入ってしまい、また機会があったらぜひ、訪れたいと思います。次回はもう少し、ユックリできたらいいのですが。。。

私のサイトもよろしく」http://www/gcctokyo.com
by yoshikos11 | 2011-07-18 22:35 | Comments(0)

沖縄ホスピス大会での講演(2)

f0101220_2059398.jpg 『沖縄で何を一番みたいですか?』とガイド役のNさんに聞かれ、私は迷わず、『過去の戦争で多くの命が奪われた場所を訪れて、手を合わせたい』と答えました。
 そこで案内してもらったのが、南部にある平和公園です。豊かな樹木に囲まれ、見渡す限りの広い芝生、その先には青々とした海が一望できます。午後の日射しは強烈だったので、人の気配は数えるほどで、まさに静寂さに包まれ、平和そのものの公園でした。
 しかし、1945年の6月には、この土地で兵士と一般市民合わせて10万人もの命が奪われたのでした。中には、南へ南へと避難して来た人々が、追い詰められて岸壁から次々と海へ飛び込み、眼下に広がるこの美しい海が、真っ赤に染まったそうです。
 ここには、今、10万人の人たちの名前を一人一人記した石碑が立ち並び、石碑の数は数千あるのでしょうか、数えきれません。こんなに多くの石碑の群れをかつて見たことがありません。それを見るだけで胸に込み上げるものがありました。
 そして、沖縄の人たちは、決して戦争の悲惨さと、この傷ましい史実をかつて一時も、そして将来ずっと忘れることはないだろうと思いました。この土地の人たちは、過去、66年間、グリーフを抱えて生きて来たのだと、改めて認識したのでした。ここで、死別喪失とグリーフについて講演をさせてもらうことは、なんと深い意味があるのだろうか、と身の引き締まる思いを感じたのでした。
by yoshikos11 | 2011-07-18 21:22 | Comments(0)

沖縄ホスピス大会での講演(1)

f0101220_19415572.jpg 7月15日、私は、『日本ホスピス・在宅ケア研究会ー沖縄大会』で講演をするために、早朝、羽田を飛び立ち、那覇空港へ向かいました。わずか1時間半のフライトで、多忙で煩雑な東京を離れて、南国の楽園に降り立ったのでした。
 目の前に広がる紺碧の海、真っ青な大空のもと、サンサンと降り注ぐ太陽を浴びて、一瞬にして癒される思いでした。直ぐに、リゾート・ムードに切り替わり、講演の為に来たことさえ、思わず忘れてしまいそうでした。
 出迎えて下さった『グリーフワーク沖縄』の若いメンバーのお二人とは、初対面なのにまるで旧知の中みたいに、空港からホテルまでの車中では、楽しい会話が弾みます。初めての沖縄、お二人からにわか勉強で沖縄独特の樹木や花の名前から、沖縄そばや泡盛のことなど教わりました。
 チェックインした『ナハ・テラス』は、写真で想像していたとおりのいいところでした。静かで落着いた雰囲気、明るくて清潔感溢れています。モダンとクラシックをうまく調和させたインテリアなど、心にくい感じで、どこかハワイの『ザ・カハラ』とかバリ島の『アマン』グループのホテルを思わせます。
 チェックイン後、早速、南部の平和記念公園に連れていっていただきました。(続く)
 
by yoshikos11 | 2011-07-18 20:20 | Comments(0)