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陸前高田への思い

f0101220_13462122.jpg 被災地のことに思いを馳せるものの、現実は中々思うように動けません。実は今週、陸前高田と鵜住居へ、音楽家の方々とご一緒に訪問する予定で、楽しみにしていたのですが、あいにく訪問先の施設でインフルエンザが発生しとりやめになりました。
 しかし現地の方々とは電話で引き続き、話しあっています。昨日はたまたまテレビで阿部総理が陸前高田を訪問し、旧市役所の取り壊し現場を視察したと報道していました。

 今週、高田の知り合いの方より『いよいよ、市役所の取り壊しが始まりました。なんだか、それと一緒に大切な思い出までが消えてしまうようで、そんな現場を通るたびに心が痛むのです』と聞いたばかりでした。この方、ご主人が市役所に長年、勤務され、最後まで関係者の避難を指揮していて、命を落とされたのでした。

 視聴者一般にとっては、市役所の取り壊しは「復興への一歩」という一つの事象に過ぎないかもしれませんが、あの町の方々の中には、その光景すら心にグサリとささるものがある。支援とは、自己の想像を越えたところで相手が痛みを感じている可能性があるのだ、という自覚をもち、限りなく謙虚に接するべきと、改めて痛感しました。

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by yoshikos11 | 2013-02-10 14:15 | Comments(1)

震災から2年を迎えて

 f0101220_12475946.jpg東日本大震災からやがて2年を迎えます。私はこの2年、災害のサバイバーの方々のことに、折りあれば思いを馳せ、また講座や講演を通して、常に語り続けて来たと思います。

 今朝、NHKのドキュメンタリーで被災した岩手県釜石市・箱崎町の方々が紹介され、何人かが当時を振返り、つらい思い出を話していました。
 九死に一生を得たSさんは、近所のお年寄りを抱えて、必死で逃げようとしたが、迫り来る津波に抗しきれなかったと、涙ながらに語っていました。『せめてその方々のご遺体を探して弔いたい』という思いから、Sさんは、その後ずっと捜索活動に当たったそうです。

 また山の上に向かって、はって逃げようとした老齢の女性は、とうとう津波につかまり、小枝を必死で掴んで奇跡的に助かったとのこと。『自分のことだけなら、運命と諦めただろう、でも、病気のあの人(夫)を遺しては死ねないと、そればかり思ってました』その一心が生を繋いだのですね。

 つらい喪失体験を背負ってこの2年、懸命に生きて来られた方々に対して、深い尊敬の念を抱かずにはいられません。そして私は、微力ながら、そうした方々の一人でも二人でも、カウンセリングを通して支えられたらと願っています。

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by yoshikos11 | 2013-02-03 12:52 | Comments(1)