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震災2年目を迎えて

 昨日は、3.11震災2年目の記念日を迎えました。メディアは被災地からの中継や災害サバイバーのインタビューなどを終日報道していました。日本人である限り、よもや忘れることなどできないでしょうけれど、一方、遠くにいて、多忙な日常を過ごす中で、被災者の方々の苦しみについて日々、心を向けるかと問われれば、正直、それは難しいのが現実でしょう。

 その意味で、記念日に毎年慰霊祭があり、メディアがこの日に特番を組むことは必要なんですね。災害各地で、また都内でも式典が執り行われ、天皇陛下が哀悼の辞を読まれました。
 冒頭のお言葉の中で、陛下ご自身が被災地を訪問した際に、目にされた痛々しい破壊の光景に思いを馳せ、被災者だったら、自分の「ふるさと」の惨憺たる変わり様にどんなに心を痛めることだろう、と共感的に述べられています。

 私自身も、初めて岩手県沿岸部を訪れて壊滅状態の町並みを次々と目撃したとき、あまりの衝撃と戦慄に涙が溢れたのを昨日のように思い出します。私の「ふるさと」ではないのに。そして被災地の方々の多くは、変わり果てた「ふるさと」に残り、そこが未だに生活と仕事の場であり、一日たりとも痛々しい光景から目を背けることはできないのです。

 私の知り合いで陸前高田に生活しているKさんは、身内を、家を、そして町を失い、未だに海を見ないようにしています。わざわざ海岸ペリを避けて遠くの道を通り、職場に通っています。再び陛下のお言葉ですが、被災地で日々苦難と闘いつつ生活している人たちの苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切ですと、まさにそのとおりなんだと思います。

 幸か不幸か、私は仕事がら(喪失&グリーフ学の講師・研究者)、災害サバイバーのことには折りにふれ,言及していますが、その度に祈りを込めてお話していくことが、自分に課せられた役目なのかと思います。

私のサイトもよろしk:http://gcctokyo.com
by yoshikos11 | 2013-03-12 16:04 | Comments(0)