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陸前高田の復興(展示会)

f0101220_0141943.jpg (写真講演する戸羽市長)
銀座三越9F イベント・スペースで「陸前高田展」が開催されていることを偶然、インターネットで知り、今日覗いて来ました。GCCのボランティア数名は、2012年の一月より被災地陸前高田へ3ヶ月に一回訪問して、個別のグリーフ・カウンセリングを行なっているので、この町の復興状況は多いに気にかかります。

 この展示会であらためて陸前高田の産業について学ぶことができました。震災前と震災後の比較を示していましが、いかに農業・漁業とも大打撃を受けたかが分かり、再生への道のりが途方もなく長いということをあらためて実感しました。

 カウンセラーとして地元のことについて多少なりとも学習することで、クライエントの環境について理解を深め、結果より密接に寄り添えるのではと考えます。

 おりしも今日は陸前高田の戸羽市長さんが会場で講演をされました。現在、進行中の「かさ上げ」作業にについて触れ、山を切り崩して得た土を盛っていくこの作業、一時的に土を置いておく場所が必要になります。しかしその場所の確保がままならないのだそうです。

 建物が全て流されて見渡す限り空き地だらけなのに、持ち主の許可なくしては、たとえ一時的であっても、土置き場として使えないと法律で規制しているそうです。数千人の持ち主の追跡調査とその交渉に延々と時間がかかるわけで、結果『かさ上げ』は遅延という悪循環。

 復興促進のためには、法制度の簡略化が必須と政府は当初から言っていましたが、現実には何も変えようとしないと、市長さんは嘆いていました。国のリーダーたちは国の一大事に直面して、もっと臨機応変に解決策を見出せないのでしょうか?土地が整備されなければ、新たに家を建てることもできない、被災した方々は落ち着きたくてもいつまでも落ち着けないことになります。

私のサイトもよろしく:http://www.gcctokyo.com



 
 
by yoshikos11 | 2013-10-28 01:38 | Comments(0)

パークス先生来日

 10月19日、来日中の死生学者、グリーフ§トラウマ学の専門家、Colin M. Parkes 先生(英国)の講演会が東京でありました。5月にIWG ヴィクトリアでお会いしたばかりですが、こんなに直ぐ東京で再会できるとは思いもよらず、ナイス・サプライズでした!何はともあれ駆けつけてご挨拶をしました。

 グリーフ学の学徒にとってパークス先生は外せない「古典的な」存在です。また世界中の大災害、テロ事件、政変,戦争の現場におもむき、長年トラウマケアに従事して来た百戦錬磨の臨床家でもあります。古くはルアンダの大量虐殺、近年ではNY の9.11テロ、スマトラ沖地震の現地支援で活躍され、今日の講義では数々の経験談を披露され圧巻でした。

 従って日本の3.11大災害の直後、あらゆる参考資料(論文など)を惜しみなくメールで送って下さいました。IWG・メルボルン(2011)ヴィクトリア島(2013)の大会でも3.11のその後のケアの現状について、日本メンバーは出来る限りご報告してきました。
 今回先生は岩手県久慈市田野畑村の仮設住宅を訪問されたそうです。同行された奥様によると「胸がいっぱいになった」とのこと。
 
 またパークス先生は英国のビリーブメントケアのネットワーク、CRUSEのリーダーでもあります。2007年7月、CRUSE 国際会議がロンドンで開催予定でしたが、折しもロンドン・テロ事件勃発直後、誰もが中止と予想。しかしさすが死生学者「こんなときだからこそ開催する」と言われ決行しました。私はかなり緊張しつつ参加したのを思い出します。
 この大会会期中もう一つ忘れられない出来事は、ホスピスの創始者、シスリー・ソンダース博士の死去でした。パークス先生は同士であったソンダース女史の訃報を壇上から告知しました。声を詰まらせ悲しみを抑えていたパークス先生の様子が心に焼き付いています。

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(IWG ヴィクトリア、華咲き乱れるブッチャート・ガーデンを訪問。いつもカップルで学会参加で有名なパークス夫妻、私が撮影したもの)私のサイトもよろしく:http://www.gcctokyo.com
by yoshikos11 | 2013-10-20 03:02 | Comments(0)