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陸前高田 被災者のグリーフ(1)

f0101220_2335413.jpg 街に人々が集う場所「朝日のあたる家」がオープン〜文化の復興第一歩 
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『ねえ、どういう意味?』『集いに入っておいでよ。語らっておいでよ〜って意味かな?』

 



街が全壊し、消えてなくなるとは、カルチャーが消えることなんですね。誰かとおチャしたくても、そんな所さえ皆無だった陸前高田に、ぽっつりとオープンした語らい・集いの場所。


今回、『朝日のあたる家』でグリーフ・カウンセリングをさせてもらいました。
 私のクライエントさん、帰り際にバッタリ知り合いに出会いました。そのうち、三々五々、大きなテーブルに人が集まって、雑談になりました。「グリーフケア受けたんです」という彼女の一言から、そのテーブルではグリーフが市民権を獲得、話してもいいんだという雰囲気になりました。
 まるで、自然発生的なサポート・グループさながらに。
 「話すところが本当にないんです」とは地元の声。ここでは、皆さん「かだってけらいん!」。

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by yoshikos11 | 2014-04-28 00:10 | Comments(0)

陸前高田・石油コンビナートのよう?

 陸前高田市、昨年暮れに訪れた際には、『かさ上げ』工事が始まって、ピラミッドのような山があっちこっちに盛られて、いずれ全部の山が繋がって、海抜5メートルの平野が整備されるのかと想像しました。

 今回現地に入り、先ず目に飛び込んで来たのは、海岸線沿いに建設された長ーいブリッジ。これはベルトコンベアで、山を切り崩した土を運搬するための装置でした。なんと総工費、120億円とか。その光景はまさに石油コンビナートを思わせました。

 ハード面では確実に復興工事が進んでいるようです。しかし再び街が再現するまで、『かさ上げ』だけでも5年掛かるそうです。震災後、既に3年間、我慢して来た被災地の方々が、さらに5年以上、どうやって辛抱し続けるのか、気の遠くなるような思いがしました。

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ブリッジは山に繋がり、先端から土が流れ出るようになっている。
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by yoshikos11 | 2014-04-25 18:17 | Comments(0)

陸前高田・カウンセリング訪問

 4月22日&23日、一泊2日にて、陸前高田を訪問、老人健康保険医療施設『松原苑』にて、医療者の方々対象に、カウンセリングを実施させていただきました。
 東北地方の春の訪れは、まさに百花繚乱!桜の開花と時を同じくして、梅、木蓮、レンギョウ、ダッフォディル、チューリップなど、あらゆる花が一斉に咲くのですね。長い冬を通り抜けて、輝かしい春を謳歌するかのようです。
 また松原苑の園庭には、たくさんの鯉のぼりが威勢良く泳いでいました。まるで、復興へ向けて応援しているかのようです。

 被災地の復興状況については、次のブログで書きます。
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by yoshikos11 | 2014-04-24 15:39 | Comments(0)

Happy Easter

今日は復活の祝い日、イースター・サンデーです。教会では前夜からキャンドルに火がともされ(光の祭典)洗礼式(水の祭典)聖書朗読(ことばの祭典)により、イエス・キリストの甦りを盛大に祝います。f0101220_20161121.jpg<br clear=all>f0101220_3483269.jpg

なぜかイースターのシンボルはうさぎさん、友だちからカードが届きました。

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by yoshikos11 | 2014-04-20 20:16 | Comments(2)

まだお花見ができます!

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ソメイヨシノみたいな人気はないけれど、2週間遅れて満開になる八重桜は今、まさに見頃です。
人のにぎわいがない、静かな花見は中々よいものです。
東大駒場キャンパスにて。
by yoshikos11 | 2014-04-18 23:42 | Comments(0)

復活祭前の満月

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 教会の暦では、今度の日曜日(4月20日)は復活祭に当たります。復活祭は毎年移動する祝日で、「春分の後の満月の後の日曜日」と定められています。

 ところで今夜はその満月。ヒンヤリとした春の宵、月が晃晃と照っています。

 2,000年前の今夜、イエス・キリストは弟子たちを集めて、記念すべき最後の晩餐を持ちました。あの有名なダビンチの名画のシーンです。
 イエスだけが近づく死を知っている。『親の心子知らず』で弟子たちはピンと来ていない様子。いや、受け入れたくなかっただけなのかもしれません。

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by yoshikos11 | 2014-04-15 23:47 | Comments(2)

グリーフの視点からキャリア考察

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(金城学院大学・宗方比佐子先生・右から3人目・をお迎えしてGCC受講生一同)

 昨日、GCC第5期トレーニング・コースは5回目を迎え、金城学院大学・心理学教授、宗方比佐子先生に「構成主義キャリア・カウンセリング理論と演習」というテーマで一日ご指導を受けました。
 宗方先生はキャリア・カウンセリング(CC)分野の第一人者、特に、「ナラティブ・アプローチ」に基づく画期的なCC理論を、いち早く日本に導入された功績は注目に値します。
 4時間半の講義内容を要約できませんが、その人の職歴には秘められたストーリーがあり、じっくり語ってもらうことにより、その人の生きる指針、関心ごと、興味、志向、情熱、特性、生きがい、信条、などが浮き彫りにされ、今後の仕事選びや生き方に方向性が見えてくるというもの。

 さて、このようなキャリア論は、グリーフのナラティブ・アプローチを熟知したGCC受講生にとっては、極めて馴染みやすいはず。死別喪失は真空では起こらない、その人の人生や生き方を「語る」中かから、初めて再起への方向性が見えて来る。キャリアも同じなのだろうか?

 宗方先生は、この二つの視点をリンクさせる自論を、ご自身の死別体験と合わせてお話下さいました。これについては、次のブログで書きます。

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by yoshikos11 | 2014-04-13 12:22 | Comments(2)

小谷英文先生基調講演 (つづき)

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(3.11サバイバーの方々にとって、一日も早く、平和な海が戻りますように)

 小谷先生は、宮城、福島2県の3.11サバイバーの方々の心のケアに携わっておられます。ご講義の中で、サバイバーの方々のトラウマ体験は、専門のセラピーによる介入により、長期に亘って見守り、ケアしていく必要があることを強調されました。

 トラウマは、適切な治療がなければ、10年、20年、いや数10年経っても、その影響が執拗に継続し、当事者を苦しめる場合もある、過去の研究から実証済みであるとも言われました。

 私自身、岩手県沿岸部でグリーフ・カウンセリング支援を行なうものとして、小谷先生のお話に思い当たることがあります。3年たった今、「まだ海が恐ろしくて見られない」「海を避けて通る」と言われる方が、ごく限られたグループの中でさえ少なくありません。

 しかしながら、厚生労働省は3.11サバイバーの心のケアは既に完了、今後は向精神薬による投薬など、主として医療的治療のみで対応すると決定したとのこと。その根拠は分かりませんが、心の痛みは薬だけでは治らないということを、改めて訴え続ける必要を感じました。

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by yoshikos11 | 2014-04-09 13:34 | Comments(4)

GCCトレーニングコース基調講演:小谷英文先生をお迎えして  

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 今年2月22日からスタートしたGCC第5期トレーニング・コースへ、去る3月29日(土曜)国際基督教大学名誉教授・臨床心理学の著名な研究者、PAS心理教育研究所・理事、小谷英文先生をお招きしてご講演をいただきました。

 小谷先生から『臨床心理学の本質:精神療法とは』というテーマで、5時間にわたり、精神療法のキー・テーマの数々、心の働き、自己理解、他者理解、カウンセラー/クライエントの共鳴・共感、自己変革、トラウマケア、アタッチメントと安心感・安定感、内的空間と外的場、などについて、幅広くひも解いていただきました。

 一同、カウンセラーとして、またそれを志すものとして、クライエントと真の意味で向き合うとは、自分を知るとはどういうことか、について、根っこの部分から再思考し、見つめ直す機会を与えられました。頭の体操をしたような、皆の心のエネルギーが教室中に躍動するような、刺激的な学びを演習をした春の夕べでした。

 小谷先生は、東日本大震災後、宮城、福島の被災地でトラウマケアを実践して来られ、その貴重なお話も伺うことができました。そのことは、許される範囲で日を改めて書きたいと思います。

 引き続きGCCのサイトもよろしく:http://www.gcctokyo.com
by yoshikos11 | 2014-04-07 02:06 | Comments(3)

サイト・リニューアルの反響

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 GCCサイトリニューアルに際して、大勢の方からお祝いの言葉をいただき、感謝に堪えません!私が求めた新しいイメージ、「やさしさ」「あたたかさ」「安心感」が伝わって来た、という感想が多くあり、うれしいです。

 前回載せた桜の写真が「すてき」というコメントと同時に、『桜は、満開の時期だけでなく、四季折々に風情があって一年中楽しめる。特に冬枯れに凛として立っている桜が好きだ』という辛口のコメントに注目。
 それで思い出したのが、東京四ッ谷の土手の「うば桜」。写真にあるように、一番目立つ位置にある大樹ですが、もう花を咲かせることはありません。周囲で咲き誇る樹々とは対照的で、今見ると、少し寂しい感じがします。

 でも、あとひと月したらこの枯れ木は、青々とした新緑の衣をまとい、威風堂々とした姿に変身します。既に小さな新芽が吹き出し、まさに「生命」の息吹が見え隠れしています。「枯れ木も美しい」と言った方、きっと心の目で「目に見えないもの」を見てとったのでしょう。

今後とも、http://www.gcctokyo.com をよろしく
by yoshikos11 | 2014-04-06 02:40 | Comments(2)