また3月11日が巡ってきました

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3.11 大震災から8年が経ちました。
東京にいて何もできない不甲斐ない私です。
震災直後、被災地・陸前高田へ出向いて出会いのあった方々、大切な人を亡くした方々のことに、
ひたすら思いを馳せて、少しでも癒しと心の平安がもたらせれることを、祈っています
そして震災で命を落とした方々と関連死で亡くなった2万2千余の御霊の安らかなことを、祈っています。
それしかできない私ですが,,,
災害サバイバーのある方がふと漏らした言葉が思い起こされます。『震災記念日とか慰霊祭とか、その日だけ特別のように取り上げられても〜なんだかね〜』と言われたこと。大切な人を喪って人生を奪われた、そう言っても決して過言でない当事者にとっては、8x365日、毎日が慰霊の日ということなのでしょう。謙虚にさせられます。

被災地のことを決して忘れたわけではありませんが、この4年間、かの地へ支援に赴けなかった理由は、我が娘が慢性病を発症し、人生を奪われた彼女の苦しみと、共に向き合い支えていたということがあります。(先月『様々な喪失に目を向ける』という死別以外の喪失について講演し、障害者・慢性病患者の悲しみについて話したきっかけでもあります)

誰しも幸福な人生を希求し思い描いた人生を生きたいと望むもの、しかし人生には様々な苦難が起こりえて、『私には幸福な人生は望むべくもない』と悲しむ人がいることを忘れてはならないと思うに至りました。しかし世に言う「幸せな人」でなくても、「不幸せな人」であってもかまわない、懸命に生きる道があって神は決して見放さない。その中から「不幸せな人」にも癒しと小さな幸せが用意されていると思うこの頃です。

グリーフ・カウンセリングに携わって12年、私はほんの少し人の苦しみに近寄れたかな〜と思っています。



# by yoshikos11 | 2019-03-11 11:32 | Comments(5)

大薮順子さんGCCで講演!!

 f0101220_00102903.jpg2月16日(土曜)第9期GCC強化セミナーを開催しました。今回のテーマは『様々な喪失に目を向ける』ですが、死別のように、誰の目にも明らかに「喪失」とわかるネガティブ経験に限らず、時にはそれに匹敵するか、それ以上に”つらい”かもしれないのに、我々の目には見えない「喪失」について見て行こうという試みです!
第一部では、ゲスト・スピーカーに、大薮順子(おおやぶ のぶこ)さん(フォトジャーナリスト)を迎えてご講演いただきました。第二部では、私が死別以外の重大喪失を取り上げ、「終わりのない喪失」や「あいまいな喪失」そしてそれに伴う「慢性的悲しみ」について話しました。

 ブログでは大藪さんの講演を中心に書こうと思います。
 私は大薮さんの著書『立ち上がる選択・Stand』を数年前に読んで非常に感動し、いつかGCCへお招きしたい、お会いしたいとずっと思っていました。そして夢の実現でした!

 大薮さんは米国でフォトジャーナリストとして活躍中に、レイプの被害を受けました。あれから19年経った今、その時の恐怖をリアルに語ってくださった。『殺されると思った』『そこで決心したこと〜何としても生きなければ』『だから加害者に従う選択をした』と。なんという選択!
 事件以降、平和で安全と思っていた自身の世界が、自宅が、生活が全て破壊された、どこにいても恐怖に覆われて、安住の場所は失われた。明るくおおらかで幸せだった自分がいなくなった。もはや元の自分に戻ることができない、元の生活を取り戻すことができない。『なぜ何も悪くない自分がこんな目に合わなければいけないの?』と問い続けたそうです。その苦しみは計り知れない。

 その後犯人は逮捕され処罰されたそうですが、彼女が失ったものの大きさに比べて、刑罰はあまりにも軽く、正義は晴れない。そこで大薮さんは、米国の法制度改正を訴え、裁判を起こした〜まさに   立ち上がったのです!そして勝訴!!犯人は当初より10倍重い刑罰〜禁固刑20年を課せられました。米国のレイプ刑では異例のことでマスコミも大きく取り上げました。

 被害者という弱いものの立場で、日本女性が異国の地で、どこからこのような勇気が湧いたのか、私はずっと信じられませんでした。しかし今回、直接ご本人の語りを聞いて、そのスケールの大きい人柄、人間的魅力に触れて、「大薮さんだからこそできたのだ」と納得し、勇気をもらいました。

 現在大薮さんは、弱い立場の子どもたち、特に、親の都合で異文化圏から日本に移住することになった子どもたち、交通遺児たち、虐待にあった子どもたち、などの支援に携わっているそうです。子どもの傷みについて語る時、大薮さんの目に涙が溢れる。彼女だから、「人の傷みをわかる人」だから、できる支援、大薮さんの今後ますますの活躍を祈りたいです。

 





# by yoshikos11 | 2019-02-21 00:14 | Comments(2)

新年は英国で迎えました(1)

f0101220_03011897.jpg2019年、心あらたに、神聖な気分で、まっさらのブログページに向かっています。
グリーフ・カウンセリングに携わって12年経ちました。

今年もカウンセリングの活動を大切に、「GCCの門戸を叩いて良かった!」とクライエントさんたちに思っていただけるように誠心誠意務めていきたいと思っています。
よろしくお願いします!

お正月は英国在住の娘一家を訪問してきました。
1年半ぶりに会った孫(12歳男児)はいつしか背丈が163センチ。とっくに追い越されてました。
娘の飼い犬(14歳イングリッシュ・コッカスパニエル)は人間でいえば98歳。目が見えなくなり、耳も聞こえなくなり、でも野原を走り回り、頑張って生きている姿がけなげでした。(ドッグフレンドリーな英国で犬は長生きか?)

英国の冬はどんよりと曇りがち。少し陰鬱な感じですが、英国人たちは寒空の下でも、少々小雨が降っても、公園や森の中を散歩するのが大好きですね。私も彼らと共に自然の中で心を癒すことができました。

おかで心のバランスを取り戻し、今年はグリーフの他に色々視野を広げていきたいと思っています。
(写真上・ランカスターにある原生林の散歩道で)
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(写真上・視聴覚機能を失ってもけなげに生きる娘の愛犬ボンゾーと)

英国事情続きは後日に



# by yoshikos11 | 2019-01-19 03:23 | Comments(4)

第42回日本自殺予防学会へ参加して

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 今夏は次々と台風や豪雨に見舞われ被害にあった方々のことを思うと心が痛みます。
そんな悪天候の合間をぬって、9月21〜23日、第42回日本自殺予防学会・奈良大会は、快晴の元に開催されました。会場は主催者の奈良県立医科大学のお膝元、橿原市でした。日本の歴史の初まりの地と言われ、できればゆっくり観光もしたい気分でしたが、朝から夜までびっちりと重要なプログラムが組まれていて、その余裕はありませんでした。唯一22日の早朝にホテルから徒歩10分の橿原神社に参拝しました。

 今回のテーマは『あるべきように生きる:地域のつながりの中で自殺を防ぐ』ですが、前半の大見出しのは禅問答のよう。
「人事を尽くして天命を待つ」という意味なのでしょうか?
 決して悲観的な意味ではなく、精神科医を初め医療者全般、また臨床心理士やカウンセラーなど援助職にあるもの、宗教家、教職員、そしてご近所さん、皆が一丸となって希死念慮を持った人、自殺未遂経験者を支えよう、でも中には過酷な運命にこうし切れずに救えない命もある〜そのことを認めて謙虚になれという戒めも含めて。

 その意味で最終日、ランチョンミーティングでの張賢徳先生(本会理事長・帝京医科大学附属溝口病院精神神経科・科長)の講演は感動的で、先生が係わった患者さんの自殺について分かちあって下さいました。その勇気と謙虚さに心を打ちました。
(来たる10月28日、GCC第4期技法講座にて張先生がご登壇予定、今から楽しみです!)


 

# by yoshikos11 | 2018-10-14 13:11 | Comments(3)

グリーフワーク沖縄(GWO)10周年記念講演会

グリーフワーク沖縄(GWO)創立10周年記念講演会
(写真は講演会場・沖縄県立美術館にて、GWOスタッフの皆さんと)
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 グリーフワーク沖縄が創立して10年、おめでたい節目に、光栄にも、ゲストスピーカーとしてお招きいただきました。
7月22日(日曜)、那覇市・沖縄県立美術館にて『様々な喪失を見すえて生きる:より広い視野でグリーフを理解するために』というテーマでお話をさせていただきました。
 前日には沖縄全域に台風10号が襲来、心配された天候も、講演会の当日には台風一過、爽やかな快晴となり、モダンで美しい県立美術館のシアターには、200名近い聴衆の方々が集まり、会場は熱気に溢れていました。

 このテーマは、ダーシー・ハリス教授(一コマ前のブログ・「IWGカナダ大会」を参照ください)が提唱した『終わりのない喪失』と『慢性的悲しみ』という喪失学とグリーフ学の新しい考え方を紐解くものです。今後、グリーフケアの理解を深めるために多くの方々に学んでいただきたい新理論なのです。

 GWOとGCCのご縁は、姉妹関係のように深く、今回この新理論、沖縄が発信地となりました。もちろんご興味のある方々、お声をかけていただければ筆者は喜んで、全国どこへでも、馳せ参じますが.(笑).沖縄の皆様のグリーフに対する関心は特別だと、常々痛感していました。
 こうした熱心さの背景には、戦後74年間、背負って来られた沖縄戦の傷跡があり、毎年6月23日を「慰霊の日」と定め、県民あげて戦没者に哀悼の意を表していることが、グリーフの視点から、彼らを象徴的で、ユニークな存在にしていると。

 そのような土地で、お話しさせていただけたことを、私は身にあまる光栄と思っています。また本テーマについてGWOのスタッフの方々と、膝を突き合わせて、本音で分かち合いができたことは、何よりの幸せと感じています。またの再会が楽しみでもあります。


# by yoshikos11 | 2018-08-09 02:15 | Comments(2)

国際死生学会(IWG)カナダ大会(2)

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 IWG カナダ大会の主催者・King's University College は 我が母校でもあり、当地(オンタリオ州・ロンドン市)には4年間住んだ思い出に満ちあふれ、King's のダーシー・ハリス教授(カナダ大会・大会長)を初め、親友たちとの再会など、学会での豊かな収穫以外にも、私にとってはノスタルジックな旅というボーナスもありました。

 留学中ご指導いただいた恩師・ジョン・モーガン教授の墓参がかかせないアジェンダでした。モーガン教授には、カナダを去る最後の夏休み、通算138時間の個人教授を受け、お別れしたのですが、日本へ帰国後5ヶ月目に先生の訃報に接しました。モーガン教授に教えを受けたカナダの学生は数千人に、その中でなぜか日本人の私が、先生の最後の「弟子」となりました。不肖の弟子ながら、不思議なご縁を感じます。

 次期IWGの大会は、2020年、アフリカのジンバブエで開催予定です。“ジンバブエで会いましょう”を合い言葉に、125名の参加者は、5泊6日の寝食を共にした仲間たちと別れたのでした。
(写真上左:モーガン教授の墓参、上右:カナダの親友、ロイスとクリス、下左:日本の参加者、川島大輔先生、カール・ベッカー先生、石井千賀子先生と会食・思い出のあるギリシャ・レストランで、下右、King's Univ. ダーシー・ハリス教授と)

私のサイトもよろしく:http://www.gcctokyo.com

# by yoshikos11 | 2018-08-08 01:44 | Comments(4)

国際死生学会・カナダ大会へ(1)

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(写真上、大会最終日、12組のグループがそれぞれ6日間の討議の内容を全体会で発表しました)
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(写真上、筆者が参加した分科会「複雑性グリーフ・セラピー」の仲間たち・右前・リーダーのロバート・ニーメヤー教授)


 本年、6月23日〜29日、5泊6日、カナダで開催された死生学の国際学会・International Work Group on Death, Dying, &Bereavement へ参加しました。世界中から125名の学者、研究者、臨床家たちが一同に会し、6日間に亘り、死生学の中心テーマである、終末期に関わる諸問題や患者のケア、死別喪失、グリーフ・セラピーについて、ゲストスピーカーの講演を聴講し、グループ別に分かれ分化会で討議し、意見交換し、他ではありえない有意義な学びと交流の機会を持ちました。

 特に感動したのは、私が参加したグループ「複雑性グリーフのセラピー」でのセラピスト仲間との交流でした。リーダーは敬愛するロバート・ニーメヤー教授で、少人数で先生を独占できる夢のような機会。メンバーはカナダ人(King's の教授)イスラエル人、ブラジル人(2名)、オランダ人、私の6名。それぞれが自身のセラピー事例を紹介、セラピストとしての悩みや葛藤を分かち合った経験でした。

 それはメンバー全員が、想像を絶するトラウマ的な死別を体験したクライエントに共感し、その人の苦しみを多かれ少なかれ感じて、1人のセラピストの抱える問題を共有し、彼女/彼を励ますというシーンでもありました。
 セラピストといえども人の子であり、自分の弱さや限界も感じながら、また時として個人的な問題をも抱えながら、支援の仕事に携わっている、そのことを素直に告白することで、お互いの間に他では得られない親近感と慈愛が生まれるということを、つくづくと感じさせられました。
 遥々遠くカナダの地までやって来て本当に良かったと思いました。

(国際死生学会・カナダ大会へ(2)へ続きます。合わせてお読み下さい)





# by yoshikos11 | 2018-08-07 02:02 | Comments(4)

2018年GCC公開講座・1月&4月実施 (省みて)

報告が遅れましたが、GCCでは本年1月18日には伊藤高章先生(上智大学実践宗教学・教授)をお招きして『スピリチュアルケアの4次元』というテーマにて講演いただき、4月7日には儀賀理暁先生(埼玉医科大学総合医療センター・緩和ケア推進室)をお招きして『3.11大震災被災地支援を省みて』というテーマにて講演いただきました。
伊藤先生はスピリチュアルケアについて論理的、体系的にひも解いて下さり、学問的にはかなりハイレベル(難解?)でしたが、理論学習をかかせないGCCの受講生にとっては極めて貴重な機会で、大好評でした。
私自身は「死期の迫った患者さん」のケア(ホスピスケア)と、「最愛の人を亡くした方」のケア(グリーフ・カウンセリング)との共通点と違いについて色々考えさせられる講演でした。(そのことは別の機会に書きたいと思います)

一方、儀賀先生は『3.11大災害7年目追悼講演』と銘打ったGCCの記念行事のキーノート・スピーカーとして、ご自身の災害サバイバー支援のご体験談を沢山の映像を交えて語って下さいました。特に7年間参加された被災地での「お茶っこの会」のエピソードやスナップ写真は1000年に一度と言われる大災害の貴重な記録であり、日本人なら決して忘れてはならない出来事をずっと心に留めるために、できるだけ多くの人々に見て欲しい聴いて欲しいと思いました。
私は、緩和ケアの専門医が震災直後に『遺された方々に手を差し伸べたい」『これしかない』と瞬時に思われ、行動に移された〜その辺のお気持ちをもっと伺いたいと思いました。主催者、司会者、2役こなすのに精一杯で、ご質問しそびれてしまいましたが。
前座では、ボランティアさんたちの「追悼演奏」があり、儀賀先生はギター演奏もして下さったこともあり、参加者は音楽を聴きながら津波の犠牲になった方々と災害サバイバーの方々への思いを深め、涙するシーンも見受けられました。
(写真下、伊藤高章先生・講演会シーン、GCCの教室で) (写真上、儀賀理暁先生を囲んでGCC内宮、鈴木、ニコラ・バレホールにて)
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# by yoshikos11 | 2018-05-06 12:47 | Comments(5)

イースター(復活祭)を祝う

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昨日4月1日は、キスト教会でもっとも大切にしているお祝い日・イースター(復活祭)でした。日本ではクリスマスのようにポピュラーではありませんが、欧米では学校もイースター・ホリデーに入ります。イエス・キリストは無実の罪を着せられて十字架上で受難の末、死を遂げます。しかし、3日目に甦り弟子たちのうちに現れたと聖書に印されています。その甦った日がイースターなのです。

私が参加した復活のミサでは、竹内修一司祭(上智大学教授)が司式者でしたが、その講話の中で『そんなことありえない』と否定する人、『この世にはありえないことが起こる』と心に留める人の両方がいると、3.11大震災の衝撃的な出来事に対するある親子の反応を引用しながら、イエスの甦り、復活について問いかけました。

ここでは信じるか否かは脇において、2000年以上前のイエスの弟子たちのことに思いを馳せてみたいと思います。世界を制覇する王様と思ってついて来たはずのイエスがあっさり逮捕されて処刑されてしまった。彼らは関係者として罪に問われるのではとビクビクしながら身を潜めていた。敬愛していた恩師の死を悼んで激しくグリーフしていた。そこへ「心配するな」といって皆の中にイエスが現れた〜そして又去って行った。「ああ、生きていて下さったのだ!」と思わず感動と喜びで飛び上がったかもしれません!

愛するものとの死別、「一体どこへ行ってしまったのだろう」と遺されたものはしばらく相手を探し続けます。落ち着かない、不安になる、そんな思いでいるとき、亡くなった人の声がして「大丈夫」「心配しないで」と言った〜それがどんなに安心感につながったことか〜こんな話をして下さる方が、何人もいらっしゃいます。イエスの復活についても、私たちグリーフ学に携わるものにとって、そんなに難解な話題には思えず、むしろ身近に感じる話。「魂の永続性」「死んでも生きる」ということを信じたい、いや信じている、そういう方々と共に学び、生きていることに、私は幸せを感じます。





# by yoshikos11 | 2018-04-03 02:01 | Comments(2)

3月11日・哀悼

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(写真左・陸前高田市・松原苑へ支援に・写真右、被災した鵜住居保育園・仮園所を訪問〜GCCのカウンセラーたちと)



今日は3月11日、東日本大震災・7年目の記念日です。1.000年に一度とも言われる大災害で命を落とした多くの方々のご命日です。
午後、2:46 日本各地で犠牲者の霊に哀悼を表して、また遺された方々へ思いを馳せて、黙祷が捧げられ、記念の儀式が執り行われました。
私もしばし仕事の手を休めて、この日ばかりは被災地で出会った方々のことを思い出しています。
GCCの仲間と共に、2012〜2014年にかけて、岩手県陸前高田市にある「医療法人勝久会・松原苑」にて、そこで働く医療従事者の方々を
中心に、カウンセリングによる支援をさせていただきました。あのときお会いした皆さんはどうされているのだろうか?
私は日々の生活に追われて、しばらく訪問していない彼の地のことが気になります。

今でも連絡を取り合っている地元のKさんから伺った話:2年ほど前から、高田市の災害公営住宅の住民のために、「交流サロン」が開催されて、
人々が集まって語り合う場ができたとのこと。Kさん自身も災害サバイバーの一人でご主人を津波で亡くされていますが、現在サロンの相談員を
務めています。そこで初めて震災の日のトラウマ経験を話すという人も少なくないそうです。なんと5年以上過ぎてやっと話す場と機会をもった、
話す気になったということに、驚かされます。
時には共に涙し、時にはなつかしい思い出話に花が咲き、交流サロンは活況を呈しているとのこと。街を失い、住む家を失い、ご近所さんを失い、
寄る辺無き方々の新たなコミュニティ作りに、「交流サロン」は貢献をしているようです。

しかしKさんの話では、失ったものがあまりにも大き過ぎて、人生設計がひっくり返され、生活基盤を奪われて、深い傷を負っている人たちの
心の癒しには、7年は短かすぎ、まだまだこれから大変そうだと言います。
気持は被災地へ飛んで行きたいのですが、中々思うに任せず、せめて3月11日、この日を決して忘れないために、GCCでは4月7日(土曜)に『3.11大災害・7年目・追悼記念講演会』を開催予定です。詳しくはGCCのサイトをご覧下さい。http://www.gcctokyo.com.

# by yoshikos11 | 2018-03-11 16:34 | Comments(3)