IL DIVO 続き

 先日は、IL DIVO速報を何はともあれ書きました。再び同じテーマについて。私は音楽通でもないし、熱狂的なファンのように、コマメにIL DIVOのサイトをチェックしたりということもありません。感覚的に、自分のテーストにピタリと来る彼らの音楽を楽しんでいると言う、静かなファンです。オペラとポップスのコラボ(ポペラと言うそうですね)が実に心地良いのです。

 4人のメンバーのうち、特に誰がお気に入りなのか、ということがIl DIVOファンの間で常に話題になっています。コンサートに同行した友人は「何たって、それはカルロスでしょ!」と言います。彼が一番、オペラ歌手丸出しで4人がハモッても、常に彼のバリトンが群を抜いて響きます。友人によると「IL DIVOがIL DIVOである由縁はカルロス」なんだそうです。ごもっともです。しかし、4人が全員カルロスのように響いたら、もう、迫力がありすぎて疲れてしまいます。

 それに比べて私は、デイビッドのソフトなテナーの美しさとやさしさに魅了されています。特に、アダージオというクラシック曲のソロを歌う時、彼の声は天上から聞こえて来る天使の声のように清廉です。オペラ歌手としても、ウェストサイド・ストリーのトニー役、ラ・ボーエムのラドルフ役、ロミオとジュリエットのロミオ役をやったキャリアがあり、頷けます。

 一方、一人だけオペラ出身でないセバスチャン(フランスのポップの人気歌手)は、群を抜いて歌が「うまい!」と思います。何曲かの歌い出しには、セバスチャンがソロでリード役に器用されていることからも、なるほどと思います。歌い出しが実にスムースで、私たちはスッとその曲のムードに吸い込まれていきます。うまく説明できませんが、あれは天才的ですね。ちなみに、私の仕事仲間はセバスチャン・ファンのようです。

 最後に、ウルスについて。彼は比較的若い層に(と言ってもファンの平均年齢は50歳です!)人気があるようです。友人は、今回、彼が一番成長した,前よりも歌が上手になったということですが、これまではちょっと固かったという意味かもしれません。しかし、コンサートでも熱狂的なファンが近くにいて、彼が歌う度に「ウルス。ウルス、ブラボー」と大騒ぎしていました。(ちょっと、ウルサかった!)

 IL DIVOの高い音楽性が世界中を熱狂させたことは間違いないのですが、にもかかわらず、彼らはエンターテナーに徹した、「初心ここにあり」と言うような謙虚さを感じさせ、また、アーティストとしての情熱と知的でクールな態度のバランスが、現代人に受ける気がします。

 
by yoshikos11 | 2009-09-22 19:52 | Comments(0)
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