昨日、ランディ・パウッシュ先生の「最後のレクチャ」について書きましたが、先生の
47年間の人生からの学び、レッスンの紹介があった中で、たいへん心に残ったものがありました。
その一つは「夢をもつこと、その実現に向かって努力すること」の大切さについてです。たとえ夢が夢で終わってしまっても、夢を持たないより持つ方が遥かに良いと彼は言っています。なぜなら、「夢の実現に向けて努力すること」によって、私たちはより人生を豊かに、充実して生きることができるからだそうです。
また、夢の実現を阻む大きな「ブリック・ウォール」(レンガの壁)に直面したとき、ただ、圧倒されて諦めるのではなく、レンガの壁はそれを乗り越えるためにあるのだと信じろと言っています。夢が素晴らしく、偉大であるからこそ壁があるのであり、簡単に得られるものは夢とは言わないのだとも。壁の向こう側には素晴らしいものが待っていると信じることが大切であり、壁にはそうした意味があるとも言っています。
若者が夢を持ちづらい時代だと言われます。そんな状況で、死を目前に見据えた人から、このようなメッセージをもらうことは、勇気を与えてもらえるのではないでしょうか?