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アントニオ・マチャド(スペインの詩人)

 メモリアル・カード送付について、先程書きましたが、夫亡き後14年間を振返った私の心境、それを言い当てたアントニオ・マチャドの詩を下記に掲載します。伴侶を亡くして一人生き続けること、それは一般に思われている以上に果てしなく遠い道のようです。

道 (アントニオ・マチャド)
放浪の旅人は、道なき道を行く
彼が残した足あとだけが道になる
放浪の旅人は、歩むことによって
道を作って行く
来た道を振返るとき、はじめて
彼は作った道に気がつく
二度と歩むことのない道に。
放浪の旅人の前に、道なんてない
海辺に来て、彼はそのことに気がつく。
(鈴木剛子訳)
by yoshikos11 | 2008-11-07 12:57
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