GCC グループ・カウンセリング

f0101220_14264887.jpg愛する人を亡くしてグリーフに打ちひしがれているとき、外の風は冷たく、人の言葉は往々にして心に突き刺さる〜皆、悪気はないのだろうけれど。そんな風に思う時、同様の経験をしたものたちが「集まる」場所(シェルター)として、「グループ・カウンセリング」をお勧めしたいと思います。
 キャンドルの灯火を囲んで、つらい気持を語り合い、支え合う場所です。

 GCCでは、久しぶりに「配偶者を亡くした方」を対象に、グループ・カウンセリングを開催します。サポート・グループ(SG)なのですが、好きなときに参加するというオープンSGとは異なり、参加者は予め登録して互いに支え合うことをお約束するというものです。
 自分自身、つらい気持をグループの皆に支えてもらい、一方で他のメンバーを支える立場にもなります。そこにいて、じっと話しを聴いて上げるだけで、あなたは大いなる支え手なのです。
 私たちは「支え手」になることで、自分を支えることになるという不思議な経験をします。「こんなに弱ってダメな私が、他者を支えることができた!」そう思ったとき、自信を回復します。
 外の風は冷たい、でもGCCのグループは、悲しみと不安で揺れ動く私をそのまま受け入れてくれる、いつしか互いに魂の友だち(soul mate)になり、「ああ、つらいのは私だけではない、皆も一生懸命に立ち直ろうとしている」そう思えるだけで勇気を与えられます。
 また一回ごとに再起再生に向けてのテーマがあり、訓練を受けたGCCのファシリテーターのリードのもとに、参加者全員が公平に「語る」機会を与えられます。
 既に実績のあるGCCのグループ・カウンセリングにぜひご参加を!

 詳しくはGCCのサイト・トップページからご覧下さい。
http://www.gcctokyo.com
 
# by yoshikos11 | 2016-07-04 15:07 | Comments(4)

GCC7期トレーニングコース・講義&演習修了

f0101220_16402750.jpg GCC第7期トレーニング・コース全10回のうち、講義と演習(9回)は6月25日(土)に修了し、7月の資格審査を待つばかりとなりました。受講生は熱気溢れる集中講座よく頑張って下さいました。資格取得まであと一息です!
新しいグリーフ・カウンセラー誕生を心待ちにしています。(左、第7回、フォーカシング手法の大家、日笠摩子先生をお招きして)

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第9回は、私の担当、私が最も尊敬するロバート・ニーメヤー先生の「構成主義セラピー論」を解きました。こういうと難しく聞こえますが、『死別喪失に意味を見出す」ことを、カウンセリング(セラピー)の主要な目標として、再起再生を手助けします。(写真上、今期トレーニング・コース最後の講義、熱心な受講生を前にして思わず力の入る私、講座風景より)

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# by yoshikos11 | 2016-06-29 17:09 | Comments(0)

第7回国際自殺予防学会(IASP)つづき

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本国際学会の最終日は「第40回日本自殺予防学会」との併設となりました。日本の学会が初めて国際会議を開いた記念すべきイベントでもあったわけです。(写真左、歓迎パーティで挨拶する事務局長、張賢徳先生と、左は日本における自殺予防のパイオニア、斉藤友紀雄先生 青少年健康センター会長)

(写真下、オーストラリアの医師と交流〜パーティには舛添都知事も来賓として挨拶しました)f0101220_11522499.jpg

先に記述した「救急医療における自殺未遂者企図防止」プログラム(ACTION J)に関する河西先生(当時、横浜市立病院)たちの努力の成果があって、現在そのプログラムを導入している病院が全国で10件になり、つい最近参加病院には国の助成金も出るようになったとのこと。詳しくは次のサイトを:
https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03144_03

自殺未遂(自殺を企てたが何らかの理由で失敗、あるいは誰かが早期に発見して救急搬送したなどのケース)の当事者はハイリスクと言われ、急性期の手当だけで帰宅させることには多いに不安が残ります。事後の医療的、心理社会的フォローは再企図防止に必須と考えられていました。この10年でそこへの介入が推進され、日本の自殺予防対策に大きな前進があったことを知って勇気づけられました。

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# by yoshikos11 | 2016-05-23 13:44 | Comments(6)

第7回国際自殺予防学会(IASP)

f0101220_017714.jpg5月18日〜21日にかけて東京で「国際自殺予防学会」(International Association of Suicide Prevention)が開催され、世界各国から150名の参加者を迎えたいへん盛況でした。自殺予防に携わる支援者たちの情熱を世界レベルで感じました(写真左、インドと韓国の研究者と)
f0101220_0181938.jpg 充実したプログラム、4日間午前8:30〜午後6:00まで、4箇所のホールで次々と講演,ワークショップ、シンポジュームがあり、『さて次はどちらへ行こうか?』とプログラムとにらめっこで迷うほど。(写真右、左から二人目大会長の河西千秋先生を囲んで。河西先生は救急医療における「自殺未遂者の再企図防止」プログラム推進の先駆者で、興味深い講演をされました〜詳細は後日報告します)
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# by yoshikos11 | 2016-05-23 00:52 | Comments(0)

GCC7期トレーニングコースより

f0101220_2383695.jpg4月16日にスタートしたGCC第7回トレーニング・コース、毎週土曜日6時間のワークショップを重ねて5回まで完了しました。毎週内容の濃い授業、受講生は気が抜けませんが熱心についてきて下さっています。今、外せないテーマ「災害サバイバーのグリーフ」、GCCの標榜する「構成主義セラピーの理論と実践」は筆者鈴木剛子が担当、その一回はロバート・ニーメヤー先生のセラピー実演DVDを鑑賞してその奥義を学びました。あまりにも感動的なニーメヤー先生のセラピーに涙する受講生もいました。


f0101220_2392392.jpgそして昨日はナラティブ・セラピーの演習を中心に生田かおる先生にご指導いただきました。生田先生とGCCのご縁は既に7年目を迎え、私たちにとってかけがえのない講師です!生田先生一日ありがとうございました。また来週も楽しみにしています!

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# by yoshikos11 | 2016-05-16 00:08 | Comments(4)

熊本から仲間を迎えて

f0101220_21422132.jpg5月5日は新緑眩しい快晴に恵まれました。熊本からGCCの仲間、Oさんが上京しました。数名が集まって「励ます会」を持ちました。彼の住む市内のマンションは無事、しかし本棚が全部倒れてバラバラに。同じマンションの住人の大半が不安を感じて避難中とのこと。Oさんも近くの小学校へ避難を試みたが満員で自宅へ逆戻りしたそうです。『夕べは都心のホテルで久々に揺れを気にせず熟睡しました』と語るOさんです。
 
f0101220_21431573.jpg写真右、都内の画廊で個展を見学するOさん。(個展の主催者は若くしてパートナーを事故で亡くした男性、パートナーへの追悼イベントがありました)
Oさん、つかのまの東京、ほんの小休止でしたが、長引く地震のストレスが少しは軽減されたでしょうか? ああ、『熊本の皆さんに地震からの小休止を!」と願わずにはいられません。

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# by yoshikos11 | 2016-05-06 22:50 | Comments(7)

熊本のために祈る人々

f0101220_074296.jpg日がたつに連れ、熊本地震で思いがけず身近な人が被害を受けていることを知るに至りました。大学の同級生Nさん、自宅が大破。芯柱がひん曲がり、風呂場が壊れ、引き戸や窓が破損、「幸い屋根は残ったので住んでいる」という。大丈夫なのだろうかと心配になります。
今日は友人のピアニストKさんとお弟子さんたち10数人〜いずれもプロの音楽家〜の主催するコンサートへ行きましたが、演奏者の一人は熊本出身、ご実家が破損し、両親は避難所暮らしとのこと。それでもプロ意識に徹してコンサートに馳せ参じたそうです。後ろ髪を引かれる思いでしょう。(写真左、熊本市内の風景 2015年11月撮影)
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ソリストたちは「被災地の方々のために心をこめて歌います」と、歌に祈りを託していました。「私には何も出来ないことが心苦しい」と前置きをして。この気持は今、皆に共通した思いなのですね。
 ゴールデン・ウィーク、熊本在住のGCCの卒業生Kさんが上京するので、何人かで彼を『励ます会』を開きます。Kさん、例えGWの数日間でも「揺れ」から解放されて緊張を解いてもらいたいです。右の写真は、熊本市中心街にある古い教会、2015年11月に訪ねましたが、大丈夫だろうか?
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# by yoshikos11 | 2016-05-02 01:10 | Comments(2)

あの熊本城が、、

f0101220_11335894.jpg3.11 大震災5年の節目ということで、このところ私はもっぱらその関連のことをブログに書いてきました。またGCCでは先週末、3.11大震災5年記念講演会を開催、また今週末は私自身が災害サバイバーのグリーフケアについて、陸前高田でのカウンセリング支援をもとに、講義をする予定です。私の心は3.11に傾倒中のところ、そこへ熊本地震が勃発しました。余震が続き、未だ予断を許せない状況です。
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しかし、人の心は〜少なくとも私の小さな心は〜一度に2件のオオゴトに集中できず、熊本の知り合いの安否を確認するだけで、まだ気持を新たな災害の方へ充分に集中できず、葛藤しています。何かを語る資格はありません。ただ一週間以上も頻繁に揺れが襲い、いつ終息するとも分からない、緊張状態が延々と続き、現地の方々は神経がすり減ってしまうのではないかと、心配が募ります。『とにかく、今日か明日には揺れが治まって欲しい』と訴えていた益城町の男性、私もそうなるように切に祈ります。

 写真は、昨年11月に学会で訪れた際、見学した熊本城。あの時5ヶ月後にこのお城が、石垣が崩れてしまうと誰が想像したでしょうか!

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# by yoshikos11 | 2016-04-22 12:28 | Comments(5)

千年後まで語りつぎたい吉浜の教え

f0101220_1772280.jpg 木川田先生講演会@GCC
 
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 4月16日(日)先のブログで紹介した木川田典彌先生をGCCへお迎えし、「3.11津波と災害について」ご講演いただきました。先生は三陸「吉浜」のご出身、吉浜では、明治三陸大津波で多くの人命を喪失した結果、先祖代々「低地には家を建てるな」という教えが伝えられ、今に至る迄その教えが固守されてきました。
 その結果、3.11津波の襲来による被害は極めて少なかった(死者1名、家屋損壊4件)、三陸地方の他の街で数千人の命が奪われた中で、吉浜のミラクルとさえ言われています「子どもの頃、海へ出るたびに祖父から『地震が来たら山へ登れ』と必ず注意されました」と語る先生。
 その家訓が染み付いた結果、大船渡や陸前高田で医療施設を建てるときに、必ず高台の土地を選んだとのこと。今回関連施設の患者と職員(900名)全員助かったのです。
 「千年後まで語り継ぎたい吉浜の教え」という先生の信念と情熱が、2時間のお話と通して、我々にひしひしと伝わってきました。

 折しも、14日と16日、熊本地方を二度にわたる大地震が襲い、多大な被害が発生し、未だに余震が続き、気を許せないこのタイミングで、GCCの一同は、木川田先生から自然災害と向き合う姿勢について、多くのことを学ばせていただいたのでした。偶然とはいえ、運命的なシンクロニシティを感じています。
 木川田先生の「災害派遣介護チーム(DCAT)」は既に熊本へ向かって出発したとのことです。  最後に、熊本地震で命を落とした方々へ哀悼の意を表させていただきます。遺された方々、被災した方々の苦しみに思いをはせ、できる限りの救援の手が差し伸べられるように切に祈ります。

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# by yoshikos11 | 2016-04-18 18:41 | Comments(7)

GCC3.11大震災記念講演・講師木川田典彌氏

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(2011年7月陸前高田にて・撮影木川田典彌氏)
今週土曜日4月16日、GCCにて3.11大震災記念講演会を実施します。詳細は次のURLを参照して下さい。http://gcctokyo.com/event- 講師は陸前高田の医師、木川田典彌氏。地元で高齢者医療施設を複数経営されています。GCCのカウンセラー有志一同は、木川田先生とのご縁で3.11震災後、傘下の医療施設『松原苑』にて災害サバイバーの方々対象に、グリーフ・カウンセリングを実施させていただきました。私は、木川田先生から強い感銘を受けました。
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(初めてカメラを向けた全壊の姿)
 木川田先生は、一言で『岩手にこの人あり』と強調したい先見の明の持ち主です。私は震災後4ヶ月目、先生の運転で案内され、陸前高田市全壊の有様を初めて目にしました。膨大な瓦礫の山又山、残存物が発する異様な毒ガス、躯体だけ残した化け物のような建造物、正直、荒涼とした戦場ヶ原を見るようで鳥肌が立ちました。
 そんなドライブ中に木川田先生が語られたのは、「地元出身の私は、祖父や父から、家は決して海岸近くに建てるな、高台に建てろ、と耳ダコのように聞かされて育ったので、私の医療施設(20箇所)は全て高台に建てました。今回、全施設は津波の襲撃を免れ、職員も入院患者も誰一人、命を落とさずにすみました」と。淡々とした語り口、自慢など微塵も感じられず、むしろ先祖の教えを守らなかった大多数の悲劇的結末に対する先生の無念さを感じました。
 一般に、3.11津波災害は『想定外』で避けられなかったと言われる中、木川田先生にとっては、『想定内』であり、明治・昭和と再三津波に襲われた岩手沿岸部、そこに伝わる先祖の教訓を守り抜いた結果、数百人の命を守った、救ったことになります。
 陸前高田では1,700余の死者(行方不明者)が発生したという悲劇の裏に、数百名の命が救われたという事実を知って、一人の人の叡智と先見の明の尊さに触れ、凍えそうな私の心に光明が指す思いでした。ぜひ多くの方々に、木川田先生の講演を聞いていただき、岩手魂(大和魂)に触れて欲しいと願っています。
# by yoshikos11 | 2016-04-10 14:32 | Comments(2)